豆は「しあわせ」のタネである

白小豆の甘酒ぜんざい

器からの発想

豆ラボに新しい器がやって来ました。

どの棚もいっぱい過ぎて、ちょっとくらい「いいな」「好きだな」と思っても、買ってはいけないことにしています。しばらく時間をおいて、それでもやっぱり「好き」と思ったら、吟味した一つ、もしくは色違いで二つを揃いで買ってきます。

その器に合う料理がいくつかイメージできたら、その器は「買い」の条件合格です。

この器は「スープカップ」として売られていましたが、私にはスープ以外のイメージが浮かんでいました。おかゆ、ぜんざい、‥‥

 

草色の器に白小豆ぜんざい

「この器には、白小豆の甘酒ぜんざいが合う!」とイメージしました。

やわらかめに茹でた白小豆に酒粕の甘酒をたっぷり溶いて、砂糖を少々、これで出来上りです。お餅を焼いて、柚子と一緒にのせましょう。

どろどろ甘酒の中に白小豆、無意識に噛んでいるところに、ほら、ほんのり柚子の爽やかさが広がります。ぷっくら焼いたお餅も、甘酒ぜんざいに合いますね〜。

 

〔材料〕

・白小豆 乾燥 1/2カップ

・酒粕 約70g

・砂糖 大さじ1〜 好みで

・餅 好みの量

・柚子の皮 少々

 

〔作り方〕

1.白小豆を水洗いして、ボウルに3倍量以上の水と共に浸し、2〜3時間おいて水煮にする。最初は中強火で、沸騰したらアクをとり、中弱火にして40〜50分。湯が減ってきたら、差し水をする。

2.別鍋に酒粕を細かくちぎり、熱湯で溶いて温める。

3.1の鍋に2を加え、好みのかげんに砂糖を加えて調味する。

4.好みで餅やへぎ柚子(柚子の皮の千切り)を添える。

 

温かい発見

この器、やっぱり正解です!

何気なく手に持ったら、底の丸さが手のひらにちょうどいいのです。耳のところに親指をさして、手のひらを下にすると安定します。そうして、器の中のほんわりとした温かさが手のひらに伝わってきます。

おそらく作者さんは、そのことをねらって作っておられるのでしょうね。

手のひらが温かい。陽だまりのような器。寒い季節にぴったりの器だなと思いました。作り手のやさしさが伝わってくる器に、うれしくなりました。(^^)

 

 

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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