豆は「しあわせ」のタネである

京都市牛ヶ瀬の枝付えだ豆

寺町商店街で見つけた「朝取り」えだ豆

仕事で使う書道用紙を買いに鳩居堂さんを目指していたら、商店街の八百屋さんの店先に魅惑的な光景が‥‥

ぷりっぷりの枝豆に、威勢のいいポップが目立っていました。

「京の枝付えだ豆 朝取り ウマイ 1束(税別)680エン」

豆粒が丸々太って、ぷっくりとした莢。3粒豆もいっぱい着いています。見事なくらい豊作! もう、これ買うしかありません。

店内でお姉さんに「枝豆、どこ産ですか?」と、教えていただきました。

「これ、ウシガセの露地栽培です」

「ウシガセって、牛とカタカナのケと瀬戸の瀬、ですか? どこです?」

「牛ヶ瀬、そうそう、その字。桂の近くですよ」と。

 

大満足の1束680円+税

牛ヶ瀬の枝豆、枝付で666g。枝から切り取って、莢のみは474gでした。

切りながら思いました。「なんで実の付きが良いんだろう! 鈴生りやん!」

ね。すごいでしょう! 朝取りの枝豆が八百屋さんの店頭に昼に並んでいます。これ、すごいことです。根っこが着いたまま引っこ抜いて、葉を落とし、根も切り落として、実のない上のほうも落として、束ねてこの状態。

水洗いされてるのでしょうか? 泥汚れがないのです。本当にキレイな黄緑色♡

いつものように、南部鉄のフライパンに蒸し茹でにしていただきました。うっすらと少量の透明なうぶ毛、袋に入らない状態で露地から八百屋さん店頭に届いた枝豆は、莢の表面に水戻りがなく、新鮮そのもの!

うれしいなぁ、収穫当日の枝豆が食べられるのは!

若い豆のフレッシュなおいしさ。青々しい野菜の風味と豆の甘み、茶豆風味とは異なる「ザ・エダマメ味」。いつもはかけない「後塩」をかけて、えだ豆グリーン+白のコントラストを満喫しながら、日本古来からの純粋な枝豆の味は、こういう味なのだろうなと思いました。

こちらは半分残しておいて2日目に前塩、蒸し茹で、後塩にした牛ヶ瀬のえだ豆。

前塩のおかげで豆粒にも味が入って、初日より深みのある味わいに。外塩とのバランスを楽しみながらいただきました。

牛ヶ瀬のえだ豆、品種は何なのでしょう?

ネット検索で見つけた「桂川街道 農産物直売所 産直ひろば」に電話をかけて訊ねてみるも、えだ豆品種はわからないとのこと‥‥ 「たんくろうか、ほかの何か‥‥」と。

「たんくろは黒枝豆だから、これは緑色の枝豆で違うと思います」と、そこまで。あぁ、牛ヶ瀬えだ豆の品種が知りたい。本当においしかったから、ちゃんと世界に伝えていくためにも、品種を把握したいです。

生産者さん、もし、ご覧になったら、コメント欄から品種を教えてください。6月22日(月)、京都市の「さくらいや」さんで買いました。

とてもとても美味しいえだ豆を育ててくださって、ありがとうございます。

 

*そのほかの枝豆については、豆なブログ「枝豆のこと」にたくさん書いています。

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  1. 2021年 8月 06日

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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