豆は「しあわせ」のタネである

北海道銘菓「わかさいも」

2024.04.29

2件

友人Mちゃんより壮瞥町のお土産とどく

怒涛の4月中〜下旬が過ぎ、GW中盤、溜めすぎている原稿もあと1本になりました。書いておきたいことが山のようにありながら・・・ ようやくブログ再開です。

北海道には読めない土地や知らないところが、まだまだたくさんあります。今回の壮瞥町(そうべつちょう)も、友人が送ってくれなかったら知ることはなかったかも・・・

北海道の左のほう、ニセコや登別の近くにあるんですね。新千歳空港からも、札幌からもちょうど90分のところにあるそうで・・・ いい温泉があるのだとか。

これ、豪華おみやげセット。Mちゃん、ありがと〜

豆の人のところに、豆っぽい食べ物が・・・ 大福豆カレー、豆のピクルス、白餡のお饅頭、ほか・・・

このお饅頭が、私的にヒットしました!

 

わかさいも?

お芋さんを形どった饅頭? くらいのニュアンスで食べ始めたら・・・

え、何これ? の味わい。

醤油の香りと、ほっそい昆布の紐ヒモが入ってる!

えっ? えっ? 正直なところ、最初は異物混入かと思いました。

違うんですよ。昆布なのです。そのヒモっぽいの。

ヒモがいい仕事をしてるのです。

白餡に醤油と刻み昆布。いいなぁ〜、この組み合わせ。

白餡の豆は、手亡豆と大福豆でした。

 

北海道民のソウルスイーツ「わかさいも」

見た目は素朴で、食べる前と食べた後で、そのお菓子の印象が大きく変わる。「わかさいも」は、そんなお菓子。

改めてパッケージを見てみると、

WAKASAIMO  SINCE  1930 とあります。

1930年って世界恐慌後にキナ臭い時代に向かう頃。北海道は、どんな感じだったのでしょう?

「わかさいも」という芋の品種があるのかな、と思いきや・・・

裏書きには

「わかさいも」の前身は、北海道の黒松内駅で初代 若狭函寿が販売していた創作菓子「やきいも」。当時さつまいもがとれなかった北海道で、焼きいものおいしさをぜひ再現したいと誕生したのがきっかけでした。

1930年、洞爺湖へお店を移転したのを機に「わかさいも」と命名。その味や形、そして 〜

と続きます。

更に見つけたのが、

餡の中には、いもの筋に見立てたきざみ昆布が入っております。

と書かれています。

あぁ、納得。きざみ昆布は、芋の繊維をイメージしたものだったのですね!

豆の産地、昆布の産地、北海道の食材を活かして作った若狭函寿さんのお菓子。1930年より前に、焼き芋をイメージして作られたお菓子。

お会いしたことはございませんが、函寿さんを思い気持ちが温かくなりました。

機会があれば、次の北海道探検の際は「わかさいも」も買ってみたいです。

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コメント

    • 髙橋美恵子
    • 2024年 5月 04日

    ゴールデンウイーク後半も半ば 五月晴れどころか初夏です。
    今日のブログわかさに引きつかれました。
    若狭湾しかと思いきや検索すれば色々なところに。 
    今回のわかさいも始めわかさ生活も興味津々
    連休編集原稿とおき張りください。忙しいことは幸せです。

      • Nodoka
      • 2024年 5月 04日

      髙橋さま 温かくなりましたね。
      「わかさいも」おいしかったです。友人が送ってくれなかったら、現地で見かけても購入するに至らなかったかもしれません。
      北海道民のソウルスイーツ、機会がありましたらぜひ食べてみてください。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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