豆は「しあわせ」のタネである

【東京】全国穀物商協同組合連合会を訪ねる

世界マメの日セミナーのご縁で

2月に参加させていただいた「世界マメの日」セミナー会場で、お声かけいただいた全国穀物商協同組合連合会の事務局長さんをお訪ねしました。

事務局は東京駅から徒歩10分ほどのところにあります。

気軽にお招きくださった柴田事務局長さんに、穀物輸入のことを教わりました。

 

船は横浜と神戸にやって来る

全国穀物商協同組合連合会は、輸入豆の協同購入のためにある団体です。

その傘下にはエリアごとに5つの穀物商協同組合があります。

・北海道穀物商協同組合

・東日本穀物商協同組合(東京)

・中部穀物商協同組合(名古屋)

・関西穀物商協同組合(神戸)

・西部穀物商協同組合

 

豆を輸入するためには農林水産省の定める協同購入枠(全体の20%)があり、年に2回の協同購入をお世話するのが、全国穀物商協同組合連合会(全穀商連)です。

その取りまとめや、請求書発行・預かり金処理・全体の支払いなどお金の動きを管理し、イベント準備なども一手に担当する事務局長さんは、3月決算と相まって毎日大忙しのご様子でした。

大型のタンカーが入港するのは、横浜港と神戸港です。

先般、中国天津から輸入された小豆は、全部で3,000トン

(いつもは2,000トンのところ、今回は増加したそうです)

神戸に3航分、横浜に3航分入荷し、70商社に振り分けられました。

豆の袋は通常30kg入りで流通するのが主ですから、3,000トンは単純計算で100,000袋? ということになりますか・・・ これだけの量の小豆が中国から日本に入ってきているのですね。

 

小豆需要の使いみち、日本ではその大半が「あんこ」でしょう。

日本製餡協同組合連合会(日餡連)

全国菓子工業組合連合会(全菓連)

一般社団法人 日本パン工業会

全日本パン協同組合連合会(全パン連)

全国調理食品工業協同組合(全調食)

 の団体も、全穀商連に所属されています。

 

小さな豆から大きな健康

全穀商連では、各エリアごとに「豆まつり」を開催されています。

ちなみに、東日本穀物商協同組合では毎年11月最終土曜日・日曜日の2日間開催されます。

今年の日程は、11月25日(土)〜26日(日)に東京都内で開催予定。

豆まつりでは北海道産の新豆9種類が、400〜500gの袋入りで販売されるとのこと。国産の新豆が、すっごく、お得な価格で購入できるのだとか。

詳細が発表されるのは、もう少し先になります。楽しみに待ちましょう。

ちなみに、豆まつりで配布されるグッズ類を準備するのも全穀商連 柴田事務局長さんのお仕事の一つ。これまでに、こんなグッズが作られたそうです。中には関西でいただいた見覚えのあるものも・・・

 

今回の訪問で、メモした専門用語がいくつかありました。

荷渡指図書、蔵入れ、蔵出し、フラクション、輸入許可証、通関日 ・・・「上京の際は、また寄ってください」と柴田事務局長はおっしゃってくださったから、追々、豆の輸入に関係する用語も勉強させていただこうと思います。

柴田由子事務局長、この度はお忙しい中にお時間をいただき、ありがとうございました!

 

全国穀物商協同組合連合会 東京都中央区八丁堀1-1-4-3F

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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