豆は「しあわせ」のタネである

豆をサラダに

2種類の大豆を使ったサラダ

IMG_20151213_142938

〈材料〉

青大豆 茹で上がり 大さじ3〜1/2カップ

タマフクラ大豆(粒の大きな大豆で代用可) 大さじ3〜1/2カップ

・じゃがいも 2〜3個

・厚切りベーコン 適量

・ズッキーニ 1/2本〜1本

・塩、粗挽きコショウ、オリーブオイル 適量

・レモン汁 好みで

・ベビーリーフ または葉野菜を適当に

〈作り方〉

1.豆はそれぞれ水浸けし、茹でておく。

2.じゃがいもは皮付きのまま茹でて、少し冷まして皮をむく。食べやすい大きさにつぶしておく。

3.ベーコンを炒め、塩コショウする。その油で食べやすい大きさに切っておいたズッキーニを炒める。

4.ボウルにじゃがいも、豆、ベーコン、ズッキーニを入れて、軽く塩コショウして混ぜ合わせる。

5.好みで葉野菜を添えて盛りつける。レモン汁やドレッシング、マヨネーズなどお好みで

 

 

豆の組合わせ〜少しのヒントに

「豆を料理に合わせるのってムズカシイ」「どの豆をどんな料理に合わせたら良いですか?」とよく訊ねられます。そんなとき答えるのが「冷蔵庫の食材をみて組み合わせたりしています」「難しく考えないで、テキトーでいいんじゃないですか?」というようなこと。

長年いろんな豆を使ってきて、食材どうしの相性や特徴を考えながら、これと合わせると美味しそう‥‥ というヒラメキで合わせています。でも、それじゃ、ヒントにならないですね。

ヒラメキの構造を分析して考えてみました。

 

1.豆の性質による組合わせ ‥‥ 1種類だけで使うのもヨシ、2種類、3種類合わせるもヨシ

タンパク質が多い大豆系の豆&炭水化物が多いインゲン系の豆 → 栄養も食感も異なるから、噛むのが楽しい。

大豆系の豆+大豆系の豆 → 噛む感覚が楽しめて、味の違いも面白い

インゲン系の豆+インゲン系の豆 → 茹で上がりは特に、ホクホクとした食感がうれしい

 

2.豆の色による組合わせ ‥‥ 豆以外の食材の色も考慮して

例えば大豆ですと肌色の大豆、青大豆、茶豆、紅大豆、黒大豆などいろいろ入手できます。

いんげん系の豆はもっとユニークです。

・金時豆やレッドキドニーのような赤い豆、

・黒いんげんやフェジョンプレットなどの黒い豆、

・白花豆や大福豆、白金時、手亡豆のような白っぽい豆、

・紫花豆や藤花豆、紅しぼりなどのような模様入りの豆(赤、紫色系)、

・うずら豆や虎豆など肌色茶色系の模様入り豆、

緑貝豆や‥‥ 模様入りの豆は茹でる前はキレイな模様をしていますが、茹でたら模様がわからなくなるものが多いです。

・小豆ひとつをみても、あずき色のあずき、白いあずき、黄色っぽいあずき、黒いあずきなどを見かけます。

ここにこんな色を加えたら楽しいな、と茹で上がりの色を想像しながら、組合わせてみてください。

 

3.豆の大きさによる組合わせ ‥‥ 粒ぞろい? それとも、粒そろえず?

似たような食感、栄養成分、色みの豆でも、大きさがいろいろ

白小豆 < 手亡豆 < 白金時や大福豆 < 白花豆  などがそう。

お正月の黒豆に使う黒大豆などは、粒の大きさで分類して大きくなるほど高値で売られています。

L < 2L < 飛切 < 飛切極上 といった具合に希少性も値も上がっていきます。

ご年配の方にお出しするのは粒が揃っているほうが食べやすいのかもしれません。子どもたちや青年、働き盛りの人たちは、大小の豆を組み合わせても違いを楽しんでいただけるのではないでしょうか。

 

ヒントになるような、ならないような話でスミマセン。食品スーパーや専門店、ネット通販などでいろんな豆が販売されています。いつもの豆と、いつもは使わない豆を合わせて購入し、使い慣れた豆をベースに遊んでみると幅が広がります。

豆は可愛いし、楽しいですよ。まずは失敗の少ない大豆あたりから、試しに使ってみてください。1晩水につけて鍋で煮る。おおかた20〜30分くらいたったら1粒つまんで、かたさ加減をみてください(^^)

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

豆行事や催しなど

2024年 4月
« 3月   5月 »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30      

Plofile

豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
Instagram

バックナンバー