豆は「しあわせ」のタネである

レンズ豆のこと

レンズ豆のこと

仕事でレンズ豆について書く機会があり、その延長で今回レンズ豆について、たくさんのことを学びました。せっかくですから皆さまと共有したく、私が忘れないためのメモ書きとして残しておきます。

こちらは、市販されている一般的なレンズ豆

左は「アメリカ産レンズ豆」、右は某イベント会場でいただいた「赤レンズ豆」です。

どちらも、水洗いしたら「一晩水浸け」などナシで使える便利な豆で、ほかの豆に比べると茹で時間も短くて茹で上がります。

茹でたら、ほかの豆と同様、水分を含んで乾燥状態より大きくなります。

写真の左が茹でる前の乾燥状態、右が茹でて大きくなった状態です。

 

皮付きの左側のレンズ豆より、右側の皮をはいだ赤レンズ豆は更に短い時間で火が通ります。皮付きが15〜20分くらいとしたら、右は10分もすると程よい茹で加減になります。

丸っこい小粒で、平べったいレンズのような形をしています。が、レンズより早くから存在し、レンズの語源となったと云われています。

英語で書くと「lentil」、カタカナは「レンテル」、「レンティル」

茶レンズ豆赤レンズ豆などが一般的で、「ブラウン レンティル」「レッド レンティル」などの表示で販売されていたりするのを見かけます。

そのほとんどが輸入豆で(国産を見たことはありません)、アメリカ産、フランス産、カナダ産などが日本に入ってきているようです。

 

日本で売られているレンズ豆の大半は‥‥

今回、豆の輸入や卸、販売などに携わる方々から、皮付きと皮なしのレンズ豆についてお聞きした話です。

赤レンズ豆の皮つきは日本での販売は、まず無いだろうとのこと。世界でも(需要が見込まれず)、おそらく出回らないだろう。

茶レンズ豆の皮をむいても、赤レンズ豆のような色ではなくベージュのような色をしている。

 日本で「赤レンズ豆」と呼ばれる「レッドレンテル」と、「茶レンズ豆」と呼ばれる「ブラウンレンテル」は、元々の品種が違うので、皮をむいても同じものではない。

・フランス産のピュイブラックなどのレンズ豆も、たまに輸入食材店などで扱っていることがある。

・GABANではカナダ産のピンクレンテルを扱っている。

皮付きの赤レンズ豆もあるが、(その方が)唯一見かけたのは、エジプトで立ち寄ったスーパーマーケットでのみ

・日本ではハラルショップを探すと、もしかしたら扱っているかもしれない‥‥?

 

ここ1週間ちょっとレンズ豆を追いかけて、豆の知り合いの皆さまのお力も借りながら、いろいろ調べていたら、レンズ豆がますます気になり出して‥‥ 今夜もまた、使いました。

野菜いろいろと秘伝豆レンズ豆をトマトと煮込んでラタトゥイユに。明日はもっと味がしみて、おいしくなっているはずです(^^)

 

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  1. 2018年 4月 28日

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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