豆は「しあわせ」のタネである

身体に良い豆料理を食べよう 2017に参加しました

2017.10.7 神戸 フジッコ本社にて

今年で3回目の参加となる「豆の日」協賛イベントは、関西輸入雑豆協会の主催で開催されました。定員150名の会場は超満員で、席は後部までびっしりと埋まっていました。

さすが10月の神戸で恒例となった豆のイベントです。繰り返し続けてくださる皆さまのご尽力に感謝しています。

今回は、下記のようなプログラムで開催され、全国和菓子協会の専務理事である藪光生 先生のお話と、ビューティレシピストの松見早枝子さん、フジッコ研究員のナンバさんのお話をお聞きすることができました。

ご講演あり、パネルディスカッションあり、試食ありの充実した2時間半を満喫させていただきました。

 

藪光生 先生のご講演より

毎年楽しみにしている藪光生 先生のご講演は、たった30分では足りないくらいの充実した内容でした。

私の印象に残った箇所を記しておきます。(聞き違い、認識違いがあれば訂正します。コメント欄より、ご指摘ください)

・中秋の名月、去年はちょうど9月15日で、今年は10月4日。中秋の名月の前の晩を「待宵(まつよい)」と呼び、満月の翌日は「十六夜(いざよい)」「立待月」「居待月」「寝待月/臥待月(ふしまちづき)」「更待月(ふけまちづき)」と、それぞれの心情を表わす呼び名がある。

・本年12月にFAO(国際連合食糧農業機関)で決定するであろう「2月10日は、世界豆の日」、日本の豆の日は毎年10月13日。ズレは気になるが、国連が定めるくらい「豆」は世界の人々の食糧を支える重要な食べ物である。

・世界で大豆を除く豆は1年に7,300万t食べられている。油料作物である大豆は年間2億7,600万t消費されている。

・小豆を茹でて、甘くしなくても良いから毎日、紙コップ半分ずつ食べ続けると、冷え性が緩和される。

・豆類の素晴らしい点は、身体に必要な栄養素をバランスよくまとめて摂ることができること。

 

パネルディスカッション等より

・更年期のネズミはひたすらエサを食べ続けるが、大豆イソフラボンを食べさせると適度なところで食べやめるようになる。(フジッコ ナンバさん)

・黒大豆は抗酸化作用を発揮するポリフェノールを豊富に含んでおり、2週間食べ続けると動脈血管の弾力性が上がり、血管の若返りが認められた。(フジッコ なんばさん)

・豆をもどすときは一度に300〜500gもどして水煮にして、使いやすい量(80gずつ)小分けして冷凍して使っている。(松見さん)

 

・ふだんの食事に豆を気軽に取り入れる方法として、

 余ったカレーに豆の水煮を加えると「豆カレー」

 ミートソースの残りに豆を加えて耐熱容器に入れ、パン粉をかけてオーブンで焼くと「豆グラタン」

 豆のトマト煮込みにパスタを入れると「トマト豆パスタ」

 豆をつぶしてパン粉をつけてコロッケに‥‥ (藪先生)

・小豆(あずき)の名前の由来は、「あず」は崩れやすい場所を意味し、豆の色である赤の「あ」、「ず」は豆、などから「あずき」の名がついた。(藪先生)

 

試食をいただきました

この日、参加者のテーブルに配られた試食はコチラ

試食は松見さんのレシピから「プチ蒸し豆のタコライス風混ぜごはん」「蒸し大豆のスパイシーかぼちゃサラダ」、

あんことクリームチーズを添えたクラッカー、豆乳飲料「大豆芽茶」をいただきました。

 

 

参加のおみやげ

豆イベントならではの豪華おみやげは、

 フジッコさんの「プチ蒸し豆」と「やさい豆」、ホクレンさんの「とら豆」「特別栽培 小豆」「てんさい糖」

 

和菓子や豆料理のレシピ、フジッコさんの情報誌、豆エイトのシール、「小さな豆から大きな健康」ボールペン、ほか

無料で参加させていただくイベントで、毎回ずっしりなお土産をいただいております。

 

主催者および関係者の皆さま、本年もまた貴重な学びの機会をいただき、ありがとうございました。

 

《会場入口の展示物より》

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. 2017年 10月 18日
  2. 2017年 10月 24日
    トラックバック:新 和菓子噺 | 豆なブログ

豆行事や催しなど

2024年 3月
« 2月   4月 »
     1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

Plofile

豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
Instagram

バックナンバー