豆は「しあわせ」のタネである

8月15日の「御霊おこわ」

2021.08.15

2件

戦没者を追悼し平和を祈念する日

8月15日を「終戦記念日」と思っていたら、今は「戦没者を追悼し平和を祈念する日」というそうですね。1982年4月から、そういう日になっていたそうで、何とも世間知らずを恥入っております。

「戦没者を追悼し平和を祈念する日」のことは知らなかったけど、ここ何年か、私は毎年、この日に「御霊おこわ」を作っています。「毎月1日と15日は赤飯の日」と言い続けてきましたが、今日だけはどうしても「お赤飯」の気持ちになれません。自分の気持ちに正直に・・・

御霊(みたま)おこわは、別名「黒飯(こくはん)」とも呼ばれています。

もち米の白いお蒸かしに、別茹でした(または蒸した)黒豆を後混ぜにし、白いごはんに黒い豆がポツポツのります。これ、必ずご飯と黒豆は別々に調理して、最後に合わせないといけません。最初から一緒にすると、黒豆の色がご飯に移って、紫色のご飯に黒豆が混じることになります。

 

御霊おこわの作り方

[材 料]

・餅米1.5合 うるち米0.5合

・塩 小さじ1/4

・黒い豆の水煮 大さじ3 塩 少々

・白ごま 小さじ1/2 (好みで)

 

[作り方]

①黒い豆の水煮を用意する。

1晩水浸けして、鍋に豆、水、塩少々を入れて茹でる。豆は黒大豆黒千石(雑穀売場で売られている小粒の黒い大豆)、黒小豆黒いんげんなど。黒々と茹で上げるには、鉄鍋や鉄釘などを活用する。

時間がないときは、市販の「黒大豆の蒸し豆」なども活用可。

②餅米と白米を合わせて水洗いし、ザルに上げて30分ほどおく。

③炊飯器の「おこわ」目盛りで②を2合分の水加減し、塩を加えて「おこわ」モードで炊飯。

④白おこわが炊き上がったら、①の豆を水切りし、白おこわに混ぜて再度ふたをし、10分ほど蒸らす。

⑤器によそい、好みで白ごまをふる。

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コメント

    • 髙橋美恵子
    • 2023年 8月 17日

    のどかさん
    私も良く仏事の時にこの黒豆おこわ作ります。
    郷里に帰られたのですね。
    お母様お元気でしたか。

      • Nodoka
      • 2023年 8月 18日

      高橋さん、いつもありがとうございます。

      母とお盆を過ごし、台風を避けながら、今日から元気に仕事しています。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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