豆は「しあわせ」のタネである

レンズ豆入りのケララカリーを作る

いつもと違うカレーを作ろう

どこの家にもあるお決まりの「おうちカレー」、私のところでは「ひよこ豆入りキーマカレー」か、レンズ豆入りのスープカレー」、そして時にはテキトーに豆を入れた「ハウス ザ カリー」の3パターンくらいを作ります。

たまには違うカレーも作ってみようと思い立ちました。それは、このルーを見つけたから。

かつて何度も買っているSB食品の「キーマカレー」手作りセットの横に、たまに見かけていたのですが、キーマカレーに気持ちが向いていたから‥‥ 初めて買ってみました。

キーマカレーには、いつも「ひよこ豆」を合わせています。

初めて作るケララカレーには「レンズ豆」を合わせることにしました。

左が皮付きのレンズ豆、右は皮をはいだレンズ豆。通常、その辺で手に入るのはおおかた上の2種類。水洗いだけで、1晩水浸けする時間を気にすることなく使えます。

茹で時間は、皮付きのレンズ豆が15〜20分くらい。皮を剥いだ方のサーモンピンク色のレンズ豆は10分くらい茹でるとOKで、茹ですぎるとドロドロにとろけてしまいますので、ご用心。

よって、カレーには皮付きのレンズ豆を使いました。

 

ケララカレーを作りました

南インド風のチキンカレー。インドに行ったことがないから、南インドがどんな感じかも分かりませんが、鶏肉が入ったカレーなんですね。材料に骨付きを500gも使うと書かれています。

他に、玉ねぎ・ニンニク・セロリ・りんご・にんじん・生姜も用意しました。

炒め用スパイスのクミンで野菜類を炒め、先に焼き目をつけておいた鶏肉と水、煮込み用スパイス(シナモン・赤唐辛子・ローリエ・黒コショウのホール)とブイヨンを入れて、中火で約20分煮込みます。

みじん切りにしたセロリやりんごが、粗みじん切りだったから、ぷかぷか浮いて、その塩梅に混じるように水洗いした茶レンズ豆を加えました。

この後、カレールーを加え、「お子様用」だけ少し取り分けます。

それから、辛味スパイス(コショウ、パプリカ、赤唐辛子、陳皮など)と、香りスパイス(ターメリック・クミン・シナモン・コリアンダー・カルダモン・オレガノ・タイムなど)で辛さと香りを調整し、出来上がり。

お子様用は、遊びに来てくれた5歳の男の子が食べるかどうか、お試しでした。香りと辛味漬けをする前のカレーを、5歳児は白ご飯にかけて食べてくれました。レンズ豆のこと「なんかへんなのがはいってる」と言いながら食べていました。

ごろんと大きな鶏肉と、辛さの奥にある野菜やフルーツのやさしい甘味が特徴のカレー。友人も喜んでくれました。

初めてだったから手間取ったけど、次回は1時間くらいで作れそうな感じです。ジャガイモを入れない分、レンズ豆をインゲン系の豆やエンドウ豆に変えても良いのかなと思いました。

機会をみて、また作ってみようと思います。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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