京都 祇園「あのん」の あんスイーツ
祇園のディープエリアに
巽橋(たつみばし)と八坂さん、花見小路が今ひとつつながらないでいましたら、四条通から巽橋に向かう「祇園切通し」に、目指す店はありました。
あのん・・・「あん」スイーツのお店です。ひらがなの「あ」と「ん」の五十音のまん中にあるのが「の」だそうで、あんこを通じて人と人との結びつきを大切にしたい、という想いで名付けられた店名だそうです。いい名前ですねぇ〜。
午後4時半、「そろそろ暗くなりかけるかな」のタイミングに、店は満席でした。店内で4〜5名待っておられましたから、私はテイクアウトにしました。
HPを見て、いちばん気になっていたモンブラン型の「あんです」を一つ、「京おはぎ五色」から「赤飯」と「しろあん」をチョイス、そして「あんばとん」をひとつ。とても丁寧に包装してくださいました。
どれも日持ち「本日中」のスイーツです。仕事場に持ち帰って、直ぐにいただいきました。
「おはぎのサザエ」ブランドのあんスイーツ
あんです・・・あまっ! 焼きメレンゲ × 粒あん × 生クリーム × 白餡、種類の異なる甘さがかけ算で甘さを強調しているような甘さです。
白餡のうねうね表面に抹茶が振られ、大納言小豆の粒と金粉がのって見目麗しく、すごくキレイです。しかし、食べていると、かけ算の甘さが抹茶や金粉の存在を忘れさせます。
甘い。あまい。あま〜い!
「白餡は、仕上げに日本酒を使っています」とお聞きしましたが、甘さが強くてわかりませんでした。「あんです」の白餡は、和生菓子の味のように感じました。
2つめに「赤飯おはぎ」へ。
おはぎはけっこう水っぽいやわらかタイプでした。意図してこのやわらかさにされているのかもしれませんが、赤飯ビギナーの頃の苦い思い出がよみがえってきました。
赤飯っぽく少し塩っぱさを感じるおかげで、2つめも完食。
時間をおいて3つめに「あんばとん」
パイ生地のバトンの中に粒あんが入っています。サクッと香ばしい生地と、粒あんの組合わせ、おいしくいただきました。最初に食べていたら、より美味しく感じたと思います。
日をまたいで「しろあん」おはぎ
こちらは、餡に日本酒の風味を感じました。中の餅米に塩味が感じられ、餡の甘さと互いに引き立て合う味わいでした。
ひとりで1日4つのあんスイーツは、私には荷が思いと判明。次は2つにするか、誰かと食べる機会に‥‥ いえ、混まない曜日・時間帯を選んで再訪し、この店の真骨頂〜看板商品の「あんぽーね」を食べてみようと思います。
洋菓子の西園誠一郎さんがオーナーパティシエと冊子に載っていました。
あんこの甘さと、洋菓子の甘さ、奥が深いですね。
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