100g 1,399円のヒヨコ豆
メソポタミア文明とチックピィ
某デパ地下で、通りがかりに興味深い商品を見つけました。
どう見ても「ひよこ豆」なのですが、販売しているおじさんは、「これは皆さんが知っているヒヨコ豆とは違います。メソポタミア文明の頃から???川の流域で栽培されていた‥‥ うんぬん」というような話を、陽気に聞かせてくださいました。
私は学生時代から地理がとても苦手で、未だに方向音痴です。だからもう、おじさんの話はアラビアン・ナイトが夜中の通販から飛び出してきたような雰囲気に感じました。
この豆、「チックピィ」という名前です。100g 1,399円でした。1kgですと10,800円で買えるそうです。
心の中の声は「ウソやん、ひよこ豆やろ! なんで、そんなに高いん? 1kg買っても、せいぜい1,000円もしないやろ‥‥」と、正気の声が囁きます。しかも、超簡易包装です。
試食をいただきました。水戻しなしでそのまま食べられるようにロースト加工した食品で、岩塩で味付けされています。
おいしいか? ‥‥おいしくなくは、ない。粉っぽい豆の味です。
おっちゃんは、「お姉さん(私のこと)には必要ないと思うけど、」と前置きをして、食べ方説明をしてくださいました。「チックピィを食事の前にカレースプーン1杯とって、1粒ずつ手でつまんで食べて、飲み物をたくさん飲んでください。そうすると、お腹の中で豆が膨らんで『ダイエット』効果があります」と教えてくださいました。
その日も朝から2人が定価より3,190円お得に、1kgを10,800円で購入されたそうです。私にも痩せる効果と共に、1kg購入を熱心に勧めてくださいました。
が、「ワタシ、痩せなくていいです」と100gだけ分けていただきました。正気だったら買わない、100g 1,399円のひよこ豆(チックピィ)。
100gしか買ってないのに、ご親切に説明書も付けてくださったから、せいぜい勉強しようと思います。
チックピィ 原産国 イラン
中東原産で栽培の歴史は古く、実に7500年に及びます。
チックピィ(子羊の頭という意味)はノホード種で、イランのほぼ中央が産地です。
小粒の原種を低温でローストしておりますので、本来の酵素が生きています。
さっぱりとした塩味に仕上げておりますので、そのままお召し上がりいただける健康ビーンズです。
天日干し・無農薬・無添加
*コレステロールゼロ!
*高タンパク(必須アミノ酸豊富)
*低カロリー ダイエットにぴったり
*満腹効果(たっぷりの水分と一緒がおすすめ)
*常温保存出来ますので、災害時には頼もしい非常食になります。
雪風本舗さんのチックピィ資料より
なるほど‥‥。ひよこ豆ではない「チックピィ」は、非常食になるダイエット食品なのですね〜(^^)
チックピィと言っていますが、結局ひよこ豆のことを指していますよね?そのまま食べて大丈夫なのでしょうかね?「白インゲン豆ダイエット」のように嘔吐や下痢など、蛋白毒でやられたりしないのでしょうか...気になります...
チックピィ、いただいた資料によると「子羊の頭」の意味だそうで、「ひよこ豆にあらず」と言われてたけど、説明資料には(Chick pea-ひよこ豆)の表示がされています。
商品は低温でローストされているとのことで、大豆などと同様、炒り豆のジャンルに入るかと思います。生ではないので、嘔吐や下痢になることはないと思います。
「ダイエット」と薦められる食品はほかにも多数あるので、満腹感を促すのであれば、もっとほかに低価格で摂取できる食品があるよね、というのが正直なところ。
おじさんのセールスが絶妙で、ついフラフラと買ってしまう「夜中の通販」みたいでした。今朝もスプーン1杯、用法どおりに食べたら、よけに呼び水になって、食欲が沸いてきました。笑