豆は「しあわせ」のタネである

【出町ふたば】丹波栗の栗餅とお赤飯

栗餅。秋になると恋しくなります

『出町ふたば』と言えば、行列。

歯医者さんで気絶しそうな治療のあとに、放心したくて並びました。道の両側に4列でおよそ30分待ち、途中で商品の下げ紙に見入っているうちに、あれもこれも食べたくなって・・・ いろいろ買いました。

 

栗餅、よもぎ餅、豆餅、栗赤飯、日曜日用のきな粉・・・ 歯医者さんで必死に耐えたから、値段考えずに一人では食べきれないくらい買いました。

『出町ふたば』の栗餅は「京都人の密かな愉しみ」で、常盤貴子さんが頬張っておられた、あの栗餅です。

かぶせモノのせいで「お餅は次回までNG」と言われたけど、用心して反対の奥歯で食べました。

さすが、ふたば。さすが、丹波栗の栗餅。ぷわぷわのお餅に、適度な甘さのあんこ。贅沢に丸ごと1個入った秋の味覚、丹波栗。痛いの痛いの、いっぺんで飛んでってくれた感じです。

『出町ふたば』、並ぶ余裕がない時は、事前(1日前? 2日前?)に電話で予約しておくと、すんなり買うことができます。

出町ふたば

◆道順 京阪出町柳駅エスカレーター二台上ル 右へ出て橋向い正面です。

電話(075)231-1658

 

出町ふたばの栗赤飯

栗餅と一緒に、お赤飯も買いました。ふたばの栗赤飯を味わうのは、初めて。

「本しぶ染」「丹波栗 赤飯」「丹波2L 大納言」と書かれています。「本しぶ染」は、小豆の煮汁で赤飯の色付けをしたということで、丹波栗と丹波大納言を使っている、ということですね。

自分で作るときの参考に・・・ と、普通のお赤飯ではなく「栗入り」を買いました。ふっくらと蒸し上がったお赤飯。大納言のいい香りがただよってきます。

大粒の小豆に栗が良いアクセントで、お赤飯のやさしい味わい。「これが、出町ふたばの栗赤飯ね。30分並んだ甲斐があった」と、うれしく思いました。

お赤飯は3サイズあって、「ミニ」と表示されたいちばん小さいお赤飯は約160g入りで750円でした。

栗が入らないお赤飯でも充分おいしいのだと思いますが、やっぱり「丹波栗」と見ると、せっかくだから食べてみよう・・・と。

鳴海餅本店、とらや、吉兆・・・ これまで食べた名だたるお赤飯と、出町ふたばのお赤飯。本しぶ染の親しみある作り方で、「庶民にとってのたまの贅沢」という印象を受けました。

いつも手抜きして炊飯器で作るお赤飯ですが、また、蒸し器で作ってみようと思いました。だって、餅米のふっくら感とコシのある食感が、餅菓子屋さんならではのおいしさに感じたから。

丹波大納言のおかげもあるのでしょうが、豆の粒が破けていないのも、さすがです。1粒残さず、おいしくいただきました。

出町ふたば、豆餅以外にも、季節替わりのおいしいものがいっぱいです。

 

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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