豆は「しあわせ」のタネである

Hyssop の豆煮込み

GOOD NATURE HOTEL の4Fにあるカフェ・レストラン&バー

昨年師走にオープンしたGOOD NATURE STATION、京都四条河原町のタカシマヤ南側、河原町通り沿いにあります。併設されたホテルの「4Fにあるお店がいいよ」と目にして、ちょっと覗いてみたのが昨年末のこと。

グランドメニューを見せてくださって、豆料理もあることを知り、伺う機会をねらっていました。

2回目はランチタイムに訪れ、「豆煮込み」はディナータイムのみの提供と知り、がっかりして出直すことに。

そして、3回目。ようやく「豆煮込み」を味わうことができました。陽が落ちて、薄暗くなった中庭に炎が心地よく揺らいでいました。

 

豆煮込み

夜のアンダーな明かりの中に、出てきた皿は粒ツブだらけ。数種類の豆が使われているのが、薄暗さの中でも感じられます。

一口、味わってみると、オリーブオイルのフレッシュな香り。ひよこ豆でした。続けて二口、三口と食べ進め、粒ツブの正体を確かめました。

ひよこ豆・オクラ・レッドキドニー・テンペ・シメジ・青えんどう・トマト・かぼちゃ・ズッキーニ・レンズ豆・大豆・ハーブ(イタリアンパセリのみじん切り?)が使われているように思いました。

味付けは、塩とオリーブオイルのみ?

それぞれの茹で時間を調整しないと、カボチャやズッキーニなどは、あのように形と食感を残した状態で皿にのりません。

シメジやオクラも、軽いソテーでなければ、あの食感とヌメリの少なさにはなりません。

これを作るとしたら、ひよこ豆、レッドキドニー、青えんどうをそれぞれ水戻しし、別茹でにしておいて、レンズ豆は軽く茹でて‥‥

大豆の食感がやわらかで微妙な味わいに感じたのは、納豆を使ってる? それともテンペのかけらが落ちたもの? テンペにもこだわりがあるようで、木のした実験室のてんぺ指南書などいtだきました。

食べているのに頭がフル稼働して、味わいうよりも料理を分析する感じ。何をどんな順番でどう調理してる???

食べ終える頃には、「あぁ、おいしかった〜。塩とオリーブオイルだけで、食材の旨みを上手に引き出して、作り慣れた方の豆料理よね」と、うれしくなりました。

合わせたのは、3番の白ワイン。合うお酒をすすめていただきました。豆好きな友人知人にも紹介したい料理でした。

豆煮込み、真似して作ってみよう〜、っと。

 

GOOD NATURE STATION で気になったもの

1階マーケットの奥に、ケーキの剥製をアーティスティックに展示する店があり、忘れないためのおぼえ書きです。

店の名前は「RAU」。シンボルマークに「R」の文字を上手にディスプレイされていました。

ケーキ1つに1,200円の表示。これプラス税? と思ったら、ちゃんと心構えをもって出直そうと‥‥ 気になるとんがったチョコが売られていました。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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