豆は「しあわせ」のタネである

伊根町産の黒大豆

海蔵寺 ご住職より

5月某日お電話をいただきました。舟屋で知られる京都府与謝郡井根町のお寺、海蔵寺ご住職からでした。「今も豆のことを続けていますか?」と。

そんな会話の数日後、届いた箱の中からは大粒の立派な黒豆がどっさり! 1.5kgくらい入っていました。

目に入った「令3・1」の文字。令和3年1月に整えられた豆? 雪深いところですから、さすがに収穫は12月かもしれませんが・・・

黒豆ってフツウは11月末〜12月初め頃に収穫されます。それから急いで機械乾燥し、お正月の黒豆用に間に合うよう販売ルートに乗せられます。

温暖化の影響で、黒大豆の生育が遅くなってきているそうです。だから、お正月用に売るには12月10日頃までに店頭に並べるよう機械を使って乾燥させるのだと聞いたことがあります。

天野住職の「R3・1」黒豆は、おそらく自然生育の完熟状態で収穫し、天日干しで乾燥させた豆だと推測します。そして、その天日干しは、舟屋の上に美しく咲く桜で有名な海蔵寺の庭に干されたものではないかと・・・ 

貴重な黒豆を、ありがとうございます。

 

海蔵寺の黒豆を使って

届いたその日に水戻しし、「黒々とした黒豆」を期待して鉄鍋で戻しました。それから水煮に。

乾燥状態で立派な黒豆は、水煮にしても立派。この大粒の黒大豆、お正月の黒豆に匹敵するサイズです。が、迷わず豆パン!

 

今回作った分量の記録です。

[材料 丸パン7個分]

・強力粉  200g

・バターミルクパウダー  8g

・砂糖  大さじ1(約10g)

・水  140ml  →  次回5ml減らす

・バター 10g

・ドライイースト 小さじ1(約3.5g)

・アロムルヴァン  約1g

・モルトパウダー  約1g

・塩  5g → 次回は4gで

・黒豆水煮  50g

・金ゴマ  小さじ1 → 次回は倍量に

 

黒豆と金ごま入りの丸パン、豆とごまを入れるタイミングは一次発酵のあと、しっかり捏ねて50gちょっとに小分けする前。黒豆の水煮は気持ち固茹でに焼成の熱が加わり、滑らかなちょうどよい食感になりました。

天野さん、ありがとうございます。

 

伊根町の黒豆で作りたいもの

・黒豆入りの丸パン 第2弾 黒豆+赤ワイン、シナモン

・黒豆の豆かん

・黒豆入りのラタトゥイユ

・黒豆ゼリー

・黒豆ごはん

・黒豆いちご

 

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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