豆は「しあわせ」のタネである

京都市南区吉祥院の「京とうふ 仁助」へ

京都市南区吉祥院?

私にとって、ふだんからあまり馴染みのない区といえば、伏見区、山科区、南区。

よく足を運ぶのは、上京区、中京区、下京区。

たまに行くのは、右京区、左京区、北区、西京区。

これで全部? と調べてみたら、東山区が抜けていました。東山区も「たまに行く区」です。

とうふ屋さん巡りをしています。「これからご縁を作りたいのは、南区と山科区のとうふ屋さん」、そう思って南区のとうふ屋さんを訪ねました。

南区は京都駅の向こう側、訪れたのは南区吉祥院。地下鉄とバスの乗り継ぎで行くみたいです。

目的のとうふ屋さんをYahoo路線で調べてみると、地下鉄京都駅+バス、十条駅+バス、竹田駅+バスの3つのルートが出ました。目的地まで約1時間の道のり。

とうふを買いに1時間、往復すると2時間。時に商品の代金より交通費のほうがかかります。地下鉄とバスを乗り継いで、ナビを見ながらてくてく歩くとうふ屋さん巡り。あぁ、なんと贅沢なことでしょう。

 

京とうふ 仁助、一度行ってみたかったお店です

去年も一昨年も、夏にからしとうふに凝った時期、こちらの「からし豆腐」を大丸京都店で買って食しました。

2018年9月 からしとうふ、食べ納め? 後半部分

2019年7月 京とうふ仁助の「からし豆腐」

おとうふが美味しくて、からし豆腐の形が「京都人の密かな愉しみ」に登場するそれと似てて‥‥ 一度お店を訪ねてみたかったのです。

行きは、竹田経由で行きました。

店は住宅地の中にあります。ガラス戸を開けると、奥さんが迎えてくださいました。少しお話しして、ホームページに載っている私が興味を持った商品は、現在製造されていないことがわかりました。

無いものは仕方ない。おすすめ商品を聞いて、お揚げと厚揚げを加えたら締めて830円。「工場直売はキズや欠けがあるから、ちょっとお安くしておきます」とのこと。その小気味よいやりとりも心地よく‥‥

「繁盛店の影に奥さんの存在あり!」を強く思いました(追記*奥さんと思っていた女性は、スタッフさんであることが取材時にわかりました)。

買ってきたのは、こちらです。とうふのタレを4つ、おまけしてくださいました。

「京とうふ とうふ」は、特選国内産大豆100%使用。消泡剤 無添加、凝固剤は塩化マグネシウム(にがり)で作ったおとうふです。

ソフトなおとうふは、凝固剤のえぐみがなく、大豆の味が舌に届きます。「おとうふ、おいしい!」と思いながらいただきました。柚子のせも好きでした。湯どうふもしてみました。いただいたタレで食味。ナイス!

厚揚げは、半分にカットして焼き、出汁醤油をかけて香ばしく。黒七味でピリッとさせて。

「ゆばおぼろ」は、もともと仁助さんのおぼろ豆腐がおいしいのは知ってて、だから安心して買いました。ほんと、安心のおいしさでした。「おあげ」は明日のお楽しみです。

とうふが美味しいとうふ屋さん。だから、百貨店あちこちに卸してあります。夕方4時頃でも忙しそうでした。帰りに小雨が降り出して、バス待ちで見たダブルレインボーが印象的でした。

京とうふ 京仁助豆腐 京都市南区吉祥院東前田町5-7 日曜・木曜定休

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  1. 2020年 2月 05日

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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