豆は「しあわせ」のタネである

山科の「川本豆腐店」へ

とうふ屋のある町は いい町だ

京都市内のとうふ屋さんを巡っています。今回訪れたのは、山科駅から徒歩12〜13分ほどのところにある「川本豆腐店」。

山科には京都市営地下鉄の山科駅と、JRの山科駅、京阪山科駅があるのですね。3つも停まるってスゴイ! と、初めて認識しました。

山科駅には、最近「無印良品」の大型店舗ができたことで賑わっていましたが、無印さんには目もくれず、スマホナビを頼りに、とうふ屋さんへと向かいます。

そうして、これもまた初めて気がついたのですが、山科駅を出て川本豆腐店に向かう道はナビに「東海道」と出るのです。

「東海道って、あの東海道53次の東海道! そうか、三条大橋を起点に江戸へと向かう道が、この通りだったんだ。とすると、ちょんまげ頭に笠をかぶって着物の裾からげの旅人が、ここいらを通ってたのね」と、なんだか嬉しくなりました。

そんなに大きくないクルマ2車線程度の舗装した道路の両脇に、昔ながらの美容室や診療所、神社の鳥居、ごはん屋さんに牛乳屋さん、禅寺などが、中小のマンションと混在しています。

ローソンやセブンイレブンもスマホの目印で、「とりあえず東海道を真っ直ぐ行けば、右手にとうふ屋さんがあるはず」と思ってずんずん歩きました。

 

 

 

あった、とうふ屋さん!

昔ながらのいい感じのとうふ屋さんに出合うときって、今にも降りそうな曇り空のとき。ずっと前に探して行った伏見区の櫻井豆腐店さん取材の日も小雨降りでした。

とうふ屋さんを見つけたとき、店の前にはクルマが停まって、おじちゃんとおばちゃんが買い物をしていました。長そうな予感がしながら店の前を通り過ぎ、また戻ったときはガラスが閉まっていました。

外観の写真を撮らせていただき、店に近づくと、商品の値段表が貼られていました。それも、カシャ!

「こんにちは〜」とガラス戸を開けたら、店内におばちゃんが2人、座っておられます。

「すくい豆腐って、おぼろ豆腐のことですか?」「そうそう」

「ひろうすの銀杏入りください」「ごめん。今日は、売り切れた」

「じゃあ、コロコロありますか?」「それも、売り切れた」

「じゃあ、ちびっこひろうす。あと、なに買ったらいいですか? おすすめ教えてください」「じゃあ、湯葉買ったら?」「はい。お願いします。あ、ちびっこは3個」「はい、はい」

と、おばちゃんが、とてもお話しやすい方でした。「湯葉の食べ方、入れとくね」と(^^)

お値段おまけしてくださって、全部で460円お支払いして店をあとにしました。

駅までの帰り道は、探しながら来たときより近く感じました。カレーの専門店とか、おいしそうなとこあったし、山科のとうふ屋さん、また行ってみよ〜っと。

川本豆腐店 607-8029 京都市山科区四ノ宮大将軍町7

手作りとうふの店 かわもと 木曜、第2日曜定休

 

<後日談追記>

週末に再訪した際に、おばちゃんからお聞きした貴重な話。忘れないように記録します。

「夏は東京から東海道を歩いて来る人がいるよ。何回もかけて、次は新幹線に乗って続きから歩いて‥‥。京都から歩く人より、東京から歩いて来る人のほうが多いね」

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら

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