豆は「しあわせ」のタネである

初めての「きんつば」作り

日々豆好日 ▶︎ きんつば

「きんつば」と「もなか」は、あんこを食べさせるために考えられた食べ物と思ってきました。

この度、人生初きんつばにチャレンジしてみて、あぁ、やっぱり! な量です。あんこ300gを使って、きんつばが4つできました。

1個あたり75gのあんこ。おそらく「もなか」より「きんつば」のほうが、あんこ率が高い。もなかですと、おおよそ50gほど挟んだら充分なボリュームです。

 

<きんつばの材料> 粒あん・水・寒天・白玉粉・薄力粉・グラニュー糖

<ざっくりとした作り方> ① 寒天を溶いてあんこを加え加熱 ② 冷ましてカット ③ 薄衣をまとわせて6面を焼く

文字で書くと、たったこれだけのことですが、なんのなんの奥が深い。

 

初めての「きんつば」作り

かつて水羊羹の経験があり、きんつばの中身を作るのは難しくなかったけど、衣がどうして難しいです。

お店で売られている美しいきんつば、あれは熟練の職人技です。

 

中に入れるあんこの塊に段差や歪みがあると、衣にムラができてしまいます。側面にあたる4面、小さい面は皮が外れてしまうこともあり、あんこが焦げかけたりすることも・・・

3回、4回、5回と作ったら、少しはうまく焼けるようになるでしょうか??

出来上がった きんつば は一気に2つ食べて、夜にもう1個食べてしまいました💦

くるみ入り、塩分強め・・・ 自分で作ると、甘さ加減や中身が好きにアレンジできていいですね。

2回目は9つ切りにして小ぶりに作ってみました。小さくなると、より難しいように思います。

衣であそんだり、形を変えたりして、いくつか試してみたいことがあります。

きんつば作りは奥が深い。

 

きんつばのあんこ

あんこから作るのは時間がかかるから、今回はご縁のあるところの美味しいあんこを使っています。

▲ 豆の水野 粒あん(丹波大納言)、漉しあん

▲ 中村製餡所 粒あん(丹波大納言)

 

ふつうの小豆のあんこを使うほうがおいしい甘味と、丹波大納言のあんこを使うのがおいしい甘味。

今回、きんつばを作ってみて、違いがよくわかりました。

「100人いれば、100通りのあんこ」、これまで何度も耳にした言葉があらためて浮かんできます。きっと、その100通りのあんこを使って作るきんつばも、「100通りのきんつば」になるのでしょうね。

もうしばらく、きんつば作りに取り組んでみます😊

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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