豆は「しあわせ」のタネである

大極殿本舗の「琥珀流し」

栖園の琥珀流し“別バージョン”

8月某日、六角の栖園前で奥さん(栖園の女将から、そう呼ぶように言われています)にお会いしました。大丸 京都店の隣にある大極殿本舗 高倉店がリニューアルし、「甘味処 栖園」が高倉店にも併設されたとのこと。

同行の輩は知っていたのに、私は知らず‥‥ 失礼しました。

奥さんから直々に「琥珀流しもココ(六角店)と違うのを出してます」と、お聞きしました。

栖園の琥珀流しが通年になって、1月から12月まで制覇したつもりでいたけれど‥‥ これはまた、「琥珀流し詣で」が再燃しそうです。

 

高倉店の9月は「カラメルの蜜」

大極殿本舗 高倉店、以前は店頭でのお買い物だけのようでしたが、改装後は奥に喫茶スペースができています。

廊下の奥に広々としたスペース。天井が高くて、席数は六角店の倍くらいありそうです。入ってすぐに、木材の新しいにおいが感じられました。

ガラス越しに庭の緑が見えます。こちらに金魚はいないようです。

 

いつものように、琥珀流しと小椀ぜんざいのセットで。

「琥珀流し、今月は何味ですか?」

「キャラメルでございます」

六角店は今月、ルビー色のぶどう蜜ですよね。こちらが、大極殿本舗 高倉店9月の琥珀流し。

1,350円(税込)

栖園ならではのユルユルの寒天、通称「腰抜けの寒天」と、食感の異なるゼリーが見事に調和して絶妙です。

キャラメルと聞き間違えたのか、お味はほろ苦のカラメルでした。ミルクたっぷり、和の食材と洋の味わいがバランスよく器の中におさまります。

そして、9月の小椀ぜんざいは冷やしぜんざい。この粒の大きさ! 春日大納言ですよね。職人仕込の豆の茹で加減に、毎回感心するばかり。

おいしい。うれしい。ハッピー♡

久しぶりです、ワクワクするこの感覚。10月、11月、12月と、どんなお味が登場するのか楽しみです。

そして、六角店の11月「柿の蜜」も忘れないようにしないと‥‥

 

こちら、大丸隣の栖園 高倉店のお品書きです。

大極殿本舗 高倉店 京都市中京区/高倉通四条上る TEL 075-221-3533

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

豆行事や催しなど

2024年 4月
« 3月   5月 »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30      

Plofile

豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
Instagram

バックナンバー