豆は「しあわせ」のタネである

小2の男の子、小豆をほじる

2024.01.07

4件

山頂で味わうお赤飯

年始に今年分も虎のお守りが欲しくて、鞍馬寺へ。前もって約束した友人とその息子さんの3人で、叡山電車を降りて30分ほど山道を登りました。

宇宙との交信、お参りのあと、「阿吽の虎」を授与していただき、狛虎撮影も終えて、お昼ごはん。

朝から玄米ごはんと赤飯を炊いて、おにぎりに。いざ、食べ始めたら・・・

まるで絵に描いたような光景を目にすることができました。

小2男子は、緑豆入り玄米ごはんを口にして、一口だけであとは食べない・・・

赤飯おにぎりを食べ始めて、割り箸を欲したかと思うと、小豆をよける・・・

よける、よける、よける、よける・・・ ごめんね、豆好きな私が作ったお赤飯、フツウより小豆の量が多くって・・・

彼は小豆と取り去って、薄桃色ごはんだけ食べました。途中まで食べて、小豆が出てくると、またほじる。ほじる、ほじる、ほじる、ほじる・・・

「そんなに嫌いなの?」「無言・・・」

「なんで嫌いなの?」「無言・・・」

「学校でお赤飯は出ないの?」「ない」

「お家で食べることないの?」「1回ある」

「お赤飯嫌い?」「無言・・・」

 

ごめんね、Yちゃん

確かに、朝の8時に炊飯器で炊き上がったお赤飯は、12時頃の京都・鞍馬山 山頂で冷たかったです。もち米のモチモチ感が、握ったときより固まっていました。

子どもは正直だから、好みではなかったのでしょう。

これが下界だったらレンチンして、ほかほか、ふかふかに戻すのだけど、見晴らしのいい山頂のお寺の境内で「電子レンジ使わせてください」は、さすがの私でもお願いできず・・・

炊飯器ではなく、蒸し器で作ればよかったと反省。

玄米おにぎりは、発酵玄米ではなくノーマルな玄米おにぎりにして、豆なし塩むすびにすればよかったと猛反省。

だいたい、寒々しい山の上で、おにぎりを食べようという発想がNG。寒い思いをさせて、ごめんなさい。

Yちゃんに、赤飯ギライの記憶が刻まれませんように。

せっかくの、ほぼ初めて食べる食べ物が今イチで、しかも豆だらけを、押し付けのように食べさせてしまい、ごめんなさい。

リベンジの機会があれば、次こそは3口、4口くらい食べてもらえるようなものを作ろうと思います。

子どもって、正直。

特に好き嫌いだらけの子どもって、嫌いと思ったら何があっても続きを食べない。

心の中に寒い風がビュービュー吹いたけど、いい経験をさせていただきました。世のお母さんたちは、日々こうやって子育てをしておられるのですね。

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コメント

    • ara
    • 2024年 1月 10日

    わ、わわわわわ…
    わが息子のことや!
    のどかさん本当に失礼なことをして申し訳ない、心苦しいです。

    少しずつ、食べられるものを増やしてほしい、
    と食いしん坊の母は切に願っております。

    卵焼きは、おかわりしてましたね!
    私達の分がなくなるくらい。

    ネギの卵焼き、食べるということを知り、
    家でもマヨネーズ入りを作ってみたのですが、
    食べなかったぁ〜
    半分食べて残してたかなぁ。

    なんでやろう。まだまだですね。
    今度卵焼きの作り方教えてください。

      • Nodoka
      • 2024年 1月 11日

      ara さま 親子の時間にご一緒させていただき、有り難うございました。
      卵焼き色々あるから、どういうのを食べて、どういうのを食べないのか、子ども実験のように探ってみるのも面白そうですね。

    • ara
    • 2024年 1月 10日

    息子は上で鐘をついたのが、とても嬉しかったようです。
    家に帰ってから、鐘をついた時の真似事をしていました。

    寒さなんて子供には関係ないようです。
    また来年も行きたいと言っていました。

      • Nodoka
      • 2024年 1月 11日

      はい。また、ご一緒させてください。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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