豆は「しあわせ」のタネである

田主丸より、豆なお客さま現る!

歓迎☆M商店のYさん【初日】

福岡県田主丸市町より、豆つながりのYさん(31歳)上洛。前もって連絡をいただき、ご案内する店をいくつかピックアップしました。

●初日に訪れたのは、最近気になっている「GOOD NATURE STATION」の京阪ビル。1Fの野菜や穀物、雑貨などを販売する店をチェックし、ぽん菓子を購入。

●RAUを覗いて、ホテル4Fのカフェ・レストラン&バーへ。Yさんにも、私が感動した豆煮込みを食べさせたかったのです。

前回は「ひよこ豆・オクラ・レッドキドニー・テンペ・シメジ・青えんどう・トマト・かぼちゃ・ズッキーニ・レンズ豆・大豆・ハーブ(イタリアンパセリのみじん切り?)」が入っていると思われました。

今回の豆煮込みは、青えんどうが青大豆に変わっていました。かぼちゃも無かったような‥‥ ハーブの代わりに食用花がのっていました。

豆の火の入りが以前よりヤワイように思いましたが、二人でおいしくいただきました。ここは、軽く1杯ずつ引っ掛けて、次を目指します。

●この日のメインは「食堂 おがわ」。予約が取れにくいと評判の店です。入れていただくことができて、よかった。

お刺身盛り合わせや新潟のカニ、唐墨もち、イカの子どもの山椒オイル和え、コノワタの茶わん蒸し、うどの天ぷら、とり唐揚げ、かぶら蒸し、鯖寿司、鰯ごはん、赤出しなどなどと、お酒も少し、もう少しいただきました。

 

Yさんが「和食の概念が変わりました。僕が今まで食べた中で、かなり上位です」というようなことを述べてくださったので、ご案内して良かったなと思った次第。

翌日の作戦会議も程々に初日は解散となりました。

 

豆トモをご案内【第2日】

待ち合わせは京都タワー1Fに11時。さぁ、これから時間まで何軒回れるか‥‥

●最初に、KYOTO TAWER SANDOの1Fおみやげ売場を回りました。UCHU WAGASHI、吉祥菓寮、都松庵、ZARAME、京ぼうろ、聖護院八ッ橋などで気になるお菓子を次々にチェック。あちこちで試食をいただきました。

私が買ったのは、都松庵の「コーヒーのための羊羹」、1本 280円/55gでした。

 

●次に向かうは、伊勢丹の地下2F「御座候」。赤あんと白あんを1つずつ買って、食べ比べです。九州のあんこと、関西のあんこの味の違い、Yさんも気付いてくださった様子。

御座候の手亡豆について、どうしても思い出せなかった名前は「絹てぼう」でした。2017.1.9の豆なブログに

「絹てぼう」は、回転焼きで知られる「御座候」と十勝農業試験場の共同研究から生まれた白の粒餡に最適な品種です。「ほかの白いんげん豆より、白色が美しく、アン粒子は細かく、風味豊かでなめらかな食感」が特徴であることから、「絹てぼう」と名付けられました。

と書いています。Yさん、姫路のあずきミュージアムへも行ってくださいね!

 

●そして、地下1Fヘ。和菓子売場を回ります。豆菓子の「豆政」、あられ、「仙太郎」「亀屋良長」、高級あずきバーの「井村屋」、その他諸々。「ジャン・ポール・エヴァン」、パン売場もチェック。

伊勢丹を出て地下鉄に乗る前にパン屋さん「GRANDIR」に寄って‥‥

●地下鉄今出川で下車し、目指すは「とらや一条店」奥の「虎屋菓寮」へ。

予約しておいたお赤飯をいただきました。

 

Yさんには「あんみつ 白みつ」もおすすめしました。

 

Yさんの豆探検は、まだまだ続きます。

●京都御苑お向かいのとらや一条店、虎屋菓寮まで来たら、「本田味噌本店」も外せません。暖簾をくぐり、ずらりと並ぶ味噌をいくつか味見して、「白こうじみそ」と「ふき味噌」を購入。そのまま丸太町駅まで散歩して‥‥

●烏丸御池で地下鉄を下車、池坊のビルを抜けて六角堂 頂法寺にお参り、「豆炭(まめたん)」の何たるや、「線香を1本上げるのはNG」など話して、私の好きな甘味処へと向かいます。

●大きな京町家の「大極殿本舗 栖園 六角店」へ。2月の琥珀流し「ココアの蜜」に小椀ぜんざいのセット、わらび餅のセットを注文。

でっかい金魚の話や、蛤御門の変、粟羊羹の話などをしながら、琥珀流しを待ちました。

ぜんざいの大粒の小豆、見事に仕上がった「ぜんざい」にうっとりするYさん。よかった、自分であんこを作っていた人に、栖園のぜんざいを食べていただくことができて。

●「米粉で作っているのに、聞かなければおそらく米粉とはわからない、美味しいバウムクーヘンがある」と引っ張って行ったのは、「IKARIYA BEIKA KYOTO」。

「まずはプレーンから」と支払中のYさんに、「白あんマロン」もおすすめしました。

●烏丸御池駅に戻る道すがら、「ここまで来たのだから寄りますね」と「八百一本館」へ。穀物売場、豆売場、野菜やお惣菜コーナーを覗いて2Fへ。量り売りの米と豆の売場にも寄りました。

そのまま京都駅に向かうには、新幹線の時間まで1時間ちょっとありました。最後に引っ張って行ったのは、

●錦市場。残念ながら「黒豆の北尾」さんは店休日だったため、通り両側の店をチラ見しながら大丸側の入口に向かい、「田邉屋」「京のおまめはん」をチェック。

さすが豆菓子に詳しいYさんだけあって、なかなか手厳しい話もお聞きしました。

地下鉄四条駅にて解散。Yさんは夕方の新幹線で京都〜博多〜鳥栖〜田主丸へと帰って行かれました。今日の私の万歩計は、16,000歩を超えています。二人とも、よぉ歩きました。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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