豆は「しあわせ」のタネである

豆は、ちょぼちょぼ使いが愛らしい

豆は主役にならないほうがよい食材だと思います

豆好きのくせに、豆を多用することに違和感を感じるときがあります。

例えば、豆サラダ。種類の違う豆を彩りよく3種類くらい混ぜて、ドレッシングに浸したものをコンビニさんで見かけたことがあります。これって、豆経験の浅い人が陥る発想かもしれません。「色違いで入れたらカワイイし、栄養豊富でいいじゃん!」と思っても、食べる人にとっては、鳥がエサをついばむように箸でつまみ続けねばなりません。お腹は張ってくるし、飽きられてしまいます。

「豆だけサラダ」や「すぐに食べられるよう加工した豆」を買ってきたら、お家の野菜に混ぜてください。

ちぎったレタス、ざく切りのキュウリ、ひと口大にカットしたトマト、茹でたジャガイモ、軽く炒めたズッキーニ、そうすると野菜率も上がって、よりヘルシーに。

例えば、お家のポテサラにひよこ豆水煮をちょぼっと加えてみましょう。青大豆を合わせてもキレイです。

例えばニンジンサラダ。紅大豆の水煮、レンズ豆水煮、ひよこ豆や大豆の水煮も合いますね。

 

例えば、豆カレー。同じく2種類、3種類の豆を入れたカレーがありますが、それよりご家庭のいつものカレーに、1種類の豆を加えてほしい。1鍋に茹で上がり1/2カップも入れたら充分で、本当は1/4カップくらいが鍋のほかの具材にバランス良く調和すると思います。

 

レッドキドニー入りのオムレツを作りました

材料は、卵2個、みじん玉ネギ1/4個分、ピーマン2個、茹でたレッドキドニー1/4カップ程度、塩、コショウ、オリーブオイル

作り方は簡単です。

①みじん玉ネギと食べやすく切ったピーマン、豆を溶き卵に加え、塩、コショウも入れて混ぜます。

②フライパンにオリーブオイルを引いて温めたら、具入りの卵液を入れて蓋をします。弱火で20分くらい焼いて、全体がかたまってきているようだったら、蓋を使って上手に裏返します。

③弱火のまま裏面(上だったほう)も、よく焼いて出来上り。

 

ここでレッドキドニーを使ったのは、赤い色が欲しかったから。食べるとき、豆がホクッとおいしいですよ。

もし、じゃがいもオムレツのように、ずっしりさせたいときは、レッドキドニー水煮を1/2カップ強で作ってみてください。レッドキドニーはじめ、いんげん豆系統の豆でしたら、じゃがいも替わりにホクホク食感をかもしてくれます。手亡豆、白金時、大福豆、白花豆、とら豆、紅しぼりなどでも代用できます。

焼き上がったオムレツには、ケチャップとかトマトソース、粒マスタードなどをかけるのが好きです。お試しください。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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