豆は「しあわせ」のタネである

【福岡】むかしおやつ 木琴堂

六本松「ひいらぎ」さんお隣に、緒方さんのどら焼き屋

「モッキンド、行くや? 緒方のどら焼き屋、知っとぉや?」福岡出張の数日前にK氏から聞いて、「行く、行きます、行きたいです!」と時間を調整し、六本松へ向かいました。

今回の福岡旅は、まだら浦島花子みたいなことだらけ。

「木金土」と聞き違えた「モッキンド」は「木琴堂」という名の和菓子屋さんでした。旧知の設計士 緒方さんは、何年か会わないうちに和菓子屋の店主になっておられました。

いいお店です。入る前から、夕陽をいっぱい浴びて20年後、30年後には白い木がいい味を出すんだろうな、と未来の老舗を思い浮かべました。30年後、私まだ生きてるよね?

店内には、どら焼きの白餡・大納言餡、かりんとう、あずきのフリーズドライ、ビスコッティ、プリン、アイスキャンデーなどが売られていました。

私のチョイスは、どら焼き白・大納言、かりんとう、ビスコッティ。

箱入りのかりんとうは常温で日持ちが長く、どら焼きは購入翌日まで、ビスコッティは約1Wくらい。

いずれ博多駅に店が出たら、絶好の福岡土産になりそうです。

 

木琴堂のお菓子

どら焼き 北海道産「あかね大納言」のあんこ入り。手焼きの皮はふっくらふかふかです。「渋切りせず炊き上げ、旨みと栄養をとじこめました」と書かれたあんこには、あずき毒出しスープの加藤淳先生の炊き方も加味されているようです。

あんこの豆は北海道、甜菜糖もおそらく北海道産、生地には九州産の小麦粉と全粒粉、国産の米粉が使われています。蜂蜜も入っているんですね。ふっくら生地にするための水へのこだわりも小耳に挟みました。さすがです!

 

白餡どら焼き 大納言と白餡、どちらのどら焼きにも「甘いものが苦手な方にもおすすめのお菓子」と書かれています。極端に甘くしないことで、日持ちが短くなることを承知の上で過度に砂糖を使わないのは、店主の好みの味に仕上げたかったからでしょう。

北海道産大手亡豆を使っているというあんこは、豆を変えたらもっと美味しくなると思いました。皮感が残るのを減らせると思います。って、生意気な・・・ スミマセン、正直な感想を書きました。

緒方店主、更なる美味しいどら焼きを期待しています😊

 

米粉と豆のビスコッティ 見た目、ものすご〜く美味しそう。

「米粉100%の生地に小豆、白いんげん、うぐいす豆にくるみを加えて、かりかり食感に焼き上げました」と書かれています。

おそらく、豆の処理の仕方がちがうかも・・・ 豆パンづくりで何度も経験したNGが思いあたります。

「コーヒーや紅茶につけながら食べても美味しくお召し上がりいただけます」と。

これは噛むタイミングと噛む位置を間違えたら、歯が折れるかも・・・

→ 気になったので、2023.7 店主に電話でお話し済み

 

かりんとう おいしいです。パリパリです。甘醤油味、クセになります。カロリー高そうだけど、1枚では止まりません。

箱入りは5枚入り。ギフトに喜ばれること、間違いなし!

「胡麻と醤油の風味をきかせた黒糖でコーティング」しているそうです。うまぁ〜い!

 

大人のあんプリン 「薫るほうじ茶」を味わいました。上質な素材を惜しげなく使ったほうじ茶プリン、なめらかで芳しくて、あんことの相性バッチリ!

小瓶に入って、497円だそうです。

別バージョンの「リキュールバニラ」も食べてみたいと思いました。

 

むかしおやつ 木琴堂 護国神社前本店

福岡市中央区六本松3-16-33 (営)10時〜18時 完売すると早じまいもあるようです。

不定休 TEL 092-753-9457

 

ご迷惑かとは思いますが、緒方さん、また寄せていただきます💦

 

*2024年4月追記

岩手の豆探検中に、木琴堂さんの「かりんとう」そっくりなお菓子を見つけました。盛岡の『賢治の大地館』ほか、数カ所の道の駅にも置かれていました。

袋に7枚入って税込442円、記憶の味と同じように感じました。すっごく美味しいの。気を付けていたけど、持ち帰ったらバリバリに割れていました💦

釜石市の『かとう創菓株式会社 包装工場』で加工されたもの。無事だった1枚の写真を載せておきます。

 

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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