豆は「しあわせ」のタネである

金沢「森八本店」にて

金沢菓子木型美術館

日本三銘菓のひとつである「長生殿」を製造販売されている森八さん。その本店に木型美術館があることを知り、一度見てみたいなと思っておりました。

金沢に行くと一番に訪れる「鈴木大拙館」を満喫したあと、森八さんへ。落雁体験の受付をして、始まる前に木型美術館を観させていただきました。

これまで北見や京都で見たことがある和菓子屋さんの木型展示とは比べられないほどたくさんの木型が、壁一面に展示され、クラシック音楽が繰り返し流れる空間で、和菓子の木型を鑑賞しました。江戸時代に使われた木型から、昭和、平成のものまで、その数は千数百点にも及ぶそうです。

「加賀藩御用菓子」「百万石の歴史とともに」というようなワードと、暗めの壁面にライトアップされた木型、天井に煌めくライト、小犬のワルツに金沢の金箔文化や百万石の威厳が伝わってきました。

 

落雁手づくり体験

こちらは2日前までの予約で、2名以上から申込みできます。体験とお抹茶がいただけて、ひとり1,296円でした。私は友人と2人で参加。

途中の写真はありませんが、初めての落雁体験、とても楽しかったです。自分で打った落雁、木型のとんがったところは、均一に強く力を込めて押していないと、ポロッと崩れてしまいます。

白い落雁、ピンクの落雁、2色マーブルカラーの落雁を作りました。貝の木型と植物木型、どちらもとても精巧に作られています。

木型美術館に一定方向から彫ることで、型ばなれを良くするようなことが書かれていましたから、そんなことも意識しながら落雁体験を堪能しました。

旅の途中に体験を入れると、いい思い出になりますね(^^)

 

森八さんのお菓子

手づくり大変の落雁は「長生殿」と同じ材料を使っているということで、違うお菓子を求めました。

日持ち1日のみそ味の柏餅と、日持ちがするゼリー。

ゼリーは生姜味と赤崎いちごのゼリー。赤崎いちごのほうに、かねてより追い求めている「能登大納言」が使われています。

 

金沢を代表する老舗「森八本店」、費やされてきた先人たちの想いと注がれ続けるエネルギーを感じました。そして、金沢も京都も、老舗の接客スタイルは似てるなと思いました。

奥の机で商談されているご様子の女将さんも見えました。本店って、やっぱり凄いです。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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