「豆に蟻」アリは左の二番目の足から歩き出す
熊谷守一 生きるよろこび
東京国立近代美術館で現在開催中の展覧会、3月21日(祝)までの開催です。美術館は東京駅から、そう遠くないので行きやすいです。
私が訪れた日は、けっこうな人が入っておられましたが、それでもまだ観たい作品をしぶとく観ることができました。1回観て進んで、違う部屋に行って戻り、最後の部屋の出口に行ってまた戻り‥‥
そうやって何度も観たのは、この絵。
作品タイトル:豆に蟻 1958(昭和33)年 発芽したての、この豆はなんだろう‥‥? 大豆? バンザイしてるやん!
「熊谷はアリが左の二番目の足から歩き出すことを発見した」そうです。
熊谷守一は、らーめん大文字の中村紘さんから教わりました。それからずっと、好きな画家さんです。
展覧会「生きるよろこび」の会場に記されていた守一さんのコトバを書き写しました。
〜 生きていたいと思いますね。
わたしって しみったれですから
幾つになっても命は惜しいです。
命が惜しくなかったら見事だけれど、
残念だが惜しい
展示されていた作品の中で、好きだったのは
「116 蝶」「125 茶の花」「127 豆に蟻」「151 赤蜻蛉(あかとんぼ)」「168 地蜘蛛」「C7 かみさま」
映画「モリのいる場所」
熊谷守一さんの役を山﨑努さん、奥さま秀子さんの役を樹木希林さんが演じます。
映画「モリのいる場所」は、5月公開だそうです。楽しみ〜
東京近代国立美術館
立派な建物でした。
「この建物は、石橋正二郎氏が建設し寄贈されたものである。 昭和44年5月7日 東京国立近代美術館」と美術館の入口に書いてありました。
絵は面白いですね!人によってそれぞれの見方があって、感じ方がありますね。素敵です!
クマガイモリカズ、映画が始まったら、まゆちゃんもどうぞ観てください。
あ、でも、絵そのものを観てほしいです。
じっくり、しみじみ観察して描いた、いい絵だなぁと思います。(^^)