豆は「しあわせ」のタネである

山形県鶴岡市「成澤農園」の だだちゃ豆

酒井藩のお殿様に感謝

過日の山形県 鶴岡で育った「茶豆」につづき、またもや同じ地域の枝豆を購入しました。今回の枝豆は、栽培農園のお名前が入っています。山形県鶴岡市白山産「成澤農園」さんの だだちゃ豆です。

袋を開ける前から、だだちゃ豆のにおいがするんですよー

袋を開けたらもっと、だだちゃ豆のにおいがします〜 うれしいなぁ。

 

京都市中京区のフレスコさんで購入しました。250g入 430円(398円+税)

豆の袋の裏には「だだちゃ豆の由来」が載っています。城下町・鶴岡、酒井藩のお殿様が枝豆好きで、毎日枝豆を食べておられたそうです(いいなぁ〜、そんなお殿様がおられたら、娘になりたい)。

お殿様が「今日はどこのだだちゃの豆か?」と訊ねられたことから、この名がついたそう。「だだちゃ」は「お父さん」の意味。山形でも水田の脇に枝豆を植えて、お父さんたちが農作業に勤しんでおられたのでしょうね。

お殿様が大の枝豆好きだったおかげで、数百年後の私たちも「だだちゃ豆」を味わうことができます。お殿様、ありがとうございます!

お殿様がちょっとくらいの豆好きだったら、その名は後世にまで受け継がれなかったかもしれません。酒井藩のお殿様って誰だろう? 気になる〜。調べてみよう(^^)

 

成澤農園のだだちゃ豆

金茶色の短いうぶ毛がびっしり元気に生えていました。ゴシゴシもみ洗いして、袋に示された手順で茹でてみました。成澤さんの場合、茹でるときに鍋に蓋をするそうです。

茹で時間2〜3分と書かれていますが、やはり今回も3分半〜4分くらいで好みの固さになりました。

あ、いま気付いたら「❹冷水に入れてすぐに取り出し、塩をふりまぜて熱をさます」と書いてあります。冷水に入れるのを飛ばしてました。。。

過日の「山形県鶴岡でおいしく育った茶豆」もおいしかったし、今度のもホントおいしいです。コーンの濃い〜味と似ています。口の中に、だだちゃ豆の味が長く残ります。

勝手な想像ですが、タンパク質を構成する20種類のアミノ酸の中の一つであるうま味成分「グルタミン酸」が、もしかすると「だだちゃ豆」にはすこぶる多いのかもしれません。だから、練れた濃い味なのかも‥‥(翌朝のトイレでも、だだちゃ豆のにおいに驚きます)

 

だだちゃ豆を口にすると、昼間からチビールが欲しくなりますね。ふふふ

あぁ、こんなにおいしい枝豆を育ててくださった成澤農園の皆さま、ありがとうございます。ごちそうさまです(^0^)

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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