豆は「しあわせ」のタネである

オハヨービスケットの「きなこボストック」

オハヨービスケットのお菓子

春と秋、気候の良い時期だけ、雨が降らない日は自転車通勤をして運動不足を解消しています。開店時間が午前11時だから、その時間頃に近くを通ると無意識に寄りたくなります。

[オハヨービスケット]さん。30代後半〜40代前半(たぶん)の女性がひとりで店をやっておられます。忙しい時だけ、販売アシスタントの人が入っておられることもあります。

私は、この店の洋菓子が好きです。作る人の性格が出てるというか、やさしいのです。材料の選び方やお菓子の表情、素朴さや可愛らしさ、自分ひとりでやってるからできる価格設定、そのどれをとっても「がんばっておられるな〜」と尊敬します。

 

豆なブログだから、豆つながりの[きなこのボストック]を紹介します。

直径12センチくらいだったでしょうか。

「シロップをしみ込ませたブリオッシュに、きなことくるみのペーストを塗って焼いたパンです」とプライス表示に書かれていました。このふっくら感! きなこ+クルミのペーストはアーモンドのような味わいにも感じます。ダックワーズ生地の大型みたいな食感です。

おいしい(^^) 180円でした。

 

豆っぽくないのも(^^)

自分用に買うときは、おいしいコンディションで食べ終えたいから欲張らず、2つか3つしか買いません。

あと2つは、こんなのを買いました。奥は[紅茶とレモンのスコーン]200円です。

手前は[タルトシトロン]430円。これが絶妙の甘酸っぱいテイスト。上の白いのはソフトな焼きメレンゲで、その下に高濃度なレモンクリームがペースト状に入っています。

なんだろう、たぶん知ってる味。どこかで食べたことが・・・ 日本人の味覚に合わせる前のフランス菓子の濃厚なレモン味。その酸味にメレンゲの軽やかな甘さが乗っかって、甘いと酸っぱいの振れ幅が大きいです。とても印象に残るタルトに仕上がっています。タルト生地のサクサクも一緒になって、レモンの心地よい酸味を中和する感じ。

そう言えば、これを頼んだとき、オハヨーのお姉さんが「けっこう、酸っぱいですよ」と笑っておられましたっけ(^^)

 

作り手さんとは互いの名前も知らない間柄ですが、お菓子を通じた顔見知りです。お姉さんはおそらく私が何をしてる人かなんて大した興味もなく、切々とお菓子を焼いて、いつも私好みのおいしいお菓子を食べさせてくださいます。それがうれしくって、やっぱり油小路の中立売あたりをチャリで通るとき寄ってしまうのです。

オハヨービスケットの店名は、朝おきて「おはよう」という時の清々しさが好きだから、そんな気持ちで食べてもらえたらいいなと店名にしました。みたいな話を聞いたように思います。

 

GWは超忙しそうです。ハイシーズンを外して、また寄ってみようっと(^^)

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コメント

    • ninokayo
    • 2017年 4月 28日

    写真からと~っても美味しいのが伝わってきます(^^♪

    オハヨービスケットさん、店名の由来も素敵ですねー!

      • Nodoka
      • 2017年 4月 29日

      kayoさん、こんにちは。

      いつの日かリアル[オハヨービスケット]さんに、
      ご案内できるのを楽しみにしています。
      一緒に何個も食べましょ〜(^^)

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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