豆は「しあわせ」のタネである

お彼岸に、おはぎを作りませんか

秋のお彼岸です

曹洞宗さんの「禅の友」に、おはぎの原稿を書かせていただいたおかげで、この秋はいつもよりお彼岸を意識しています。今年のお彼岸は先日、9月20日が彼岸の入り、23日が彼岸の中日(秋分の日)、26日が彼岸明けだそうです。

 

せっかく「お孫さんと、お彼岸に丸める おはぎ」というタイトルの原稿を書いたから、自分でもお彼岸におはぎを丸めてみました。孫はいないし、とりあえずひとりで‥‥ 粒餡のおはぎと、きな粉をまぶしたおはぎを作り、近隣の方々にもお配りました。(^^)

 

あんこのおはぎに使ったのは、村上農場のエリモショウズ、きな粉おはぎも中にあんこが入っています。外のきな粉は、黒豆きな粉をまぶしました。

 

 

自家製おはぎの作り方

これは我流の作り方ですので、プロの和菓子屋さん、あんこ屋さんなどがご覧になったら、ダメ出しだらけだと思います。「私はこんなふうに作っています」の紹介程度にとらえてください。上の写真くらいのものは作れます。

 

あんこを作るのが苦手な方は、市販のものを使ってもかまいません。[おはぎの作り方][きな粉おはぎの作り方]を参照してください。

 

[材 料]

・あずき  1カップ

・砂糖(きび砂糖を使いました)  120〜140g *好みで加減してください

・水あめ  大さじ1

・塩  2〜3つまみ

・もち米  1合

 

・きな粉(黒豆きな粉を使いました)  大さじ2

・塩  少々

・砂糖(きび砂糖を使いました)  大さじ1/2

 

[あんこの作り方]

1.あずきをショキショキと水洗いし、水を替えて2時間くらい浸しておく

2.あずきと水を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら中火にして10分ほど茹でる

3.渋切り(茹で汁を捨てて、新しい水を加える)をし、水は鍋の小豆の高さの2倍以上にして再度火にかける

4.途中でアクが浮いてきたらすくい取りながら、そのまま中弱火で1時間ほど茹でる。豆がほどよく煮えてきたら破け始める前に火を止める

5.4の茹でている間に鍋に1カップの水と砂糖を加えて熱し、砂糖を溶かして自然に冷めるよう置いておく

6.茹でた4のあずきを湯きりし、5の砂糖湯に浸す。ここから2時間ほど、あずきのお見合い

*樹木希林さん主演の映画『あん』に学びました。豆の中に甘さを入れるのだと思います。

7.あずきと砂糖シロップが馴染んだら、再度火にかける。20〜30分ほど中弱火で茹でて、全体がトロトロしてきたら、塩少々と水あめを加えて、もう少し熱する

8.まだ茹で汁が少し残ってユルイかな、と感じるくらいで火を止め、平べったい容器に移して常温に冷ます。

*このとき、けっこう水分が蒸発するので、水分を残しておかないとパサパサになります。パサパサになってしまったら、使うときにぬるま湯を加えてユルメルとごまかせます。

 

[おはぎの作り方]

1.餅米を水洗いし、ザルにあげて30分ほどおく

2.炊飯器のいつもの白米(うるち米)の分量で水加減し、いつも通りに炊飯するとヤワヤワ餅米ごはんができる

その餅米ごはんを、しゃもじやスプーンの背で軽くつぶす

3.餅米ごはんを少し冷まして、1/3量をピンポン玉くらいに丸める。残り2/3量はきな粉おはぎ用に残しておく

*丸めるときは、手に塩水をつけて丸める

4.3のまわりに冷ましておいたあんこをつける。あんこは2/3量を使い、残り1/3量はきな粉おはぎ用に残しておく

*最初にあんこ玉を作っておき、それを平べったく広げ、まん中に丸めた餅米を置いて、その回りの隙間を埋めていくとスムーズ

5.仕上げに芥子粒や金ゴマを飾る

 

[きな粉おはぎの作り方]

1.きな粉に、砂糖と塩を加えて混ぜておく

2.あんこをピンポン玉くらいの大きさに丸め、回りを餅米ごはんで包む

3.1のきな粉に2を入れて転がし、回りにきな粉をまぶす

*時間をおくと、きな粉が水分を吸って湿っぽくなるので、後かけ用のきな粉も残しておくと、食べるときも作り立ての風味で美味しくいただけます

 

あんこが残ったら、あんトーストにもどうぞ。

トーストにバターを塗って、その上にあんこを塗って出来上り(^^)

 

 

 

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. 2020年 2月 29日

豆行事や催しなど

2024年 4月
« 3月   5月 »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30      

Plofile

豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
Instagram

バックナンバー