第4回「世界マメの日」
「世界マメの日」とは
World Pulses Day ,10 February
毎年2月10日は「世界マメの日」。2019年から始まり、今年は4回目の「世界マメの日」です。
始まりは・・・
2016年は国連が定める「国際マメ年」でした。その盛り上がりを受けて、雑穀輸入協議会や日本豆類協会の働きかけにより誕生したのが「世界マメの日」です。
国連総会で採択された翌 2019年から始まり、FAO(国際連合食糧農業機関)を窓口に、毎年2月10日を「世界マメの日」として啓発活動が展開されています。
#LovePulses「健康的な食事と地球のために」がスローガン。豆類は、食料安全保障・農業・気候変動・SDGsなどの観点から、人と地球にやさしい食べ物として国際的にも期待されています。
豆とSDGs
「世界マメの日」が制定される前から、雑穀輸入協議会さんや日本豆類協会さんの行事に参加させていただき、聞き続けてきた話を総合して考えました。
FAO のサイトに掲載されている原文は、後に載せています。
「豆は入手しやすい価格で流通しています。料理に使う際に水戻しすると、2〜3倍ほどの大きさに膨らみ、ボリュームが出ますので経済的でもあります。
タンパク質やミネラル・食物繊維などが豊富で、健康的な食材です。常温でいたまないため輸送がしやすく、保存しやすいのも特徴。世界各国で食され、食料安全保障に役立つ食べ物と位置付けられています。
よく比較されるのが、牛を育てるのに必要な水の量と、豆を育てるのに必要な水の量。豆は少ない量の水で実りを得ることができます。
豆を栽培すると根粒菌の働きで土が元気になり、化学肥料を減らすことができます。それに連鎖して微生物や虫、鳥なども元気になります。
土に蒔けばタネ。痩せた土地でも育ち、持ち運びしやすい豆は人々の移住先に植えられ、作り続けるうちに、その土地の気候風土に合う性質に変化し、おいしい実りをもたらします」
というような意味なのだろうと解釈しています。
マメ類(pulses)は、
- 経済的に入手で栄養ある食べ物として、あらゆるレベルでの食料安全保障に貢献します。
- 肥料の最適化と土壌の健全性を向上させることができます。
- 農業生物多様性と気候変動に対するレジリエンスを高めます。
- 生態系の回復と生態系サービスの向上を助けます。
- 特に持続可能な開発目標(SDGs)の2、3、12、13に貢献します。
FAO 駐日連絡事務所のサイト、「世界マメの日」ページより転載
マメは良いことだらけ。
マメの弱点、残念なところもたくさん知っているのですが、そういう面も含め、私は豆が好きです。ややこしくなるので、ここでは触れずにおいて、また別の機会に書きます。
2月10日は、世界マメの日。多くの人に伝えたい。
「豆を食べようかな」「豆製品や豆料理が食べたいな」と思っていただけたら、うれしいです。
FAOのサイトで見つけました。「PULSES」は「豆類」です。
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