「神緑」天狗印枝豆
沼田利根蔬菜(そさい)出荷組合の天狗印枝豆
天狗印の枝豆、京都では百貨店か八百一さんで売られています。ほかに、東京と大阪、福岡の百貨店でも見たことがあります。
ほかの枝豆より値が張って、天狗ブランドの高級枝豆といった印象を受けます。「みりょく」枝豆は、何度か食べたことがありましたが、今回、初めて「神緑(しんりょく)」という枝豆を見つけました。八百一本館にて、迷わず「買い!」です。
沼田利根蔬菜出荷組合 天狗印枝豆「神緑」 280g入り 398円(税込)
枝豆「神緑」のかもす“おいしい”気配
袋から出してすぐの「神緑」枝豆。色とうぶ毛の表情、莢の張り方など、実においしそうな気配を醸し出しています。2粒豆、3粒豆に混じって「しあわせの4粒豆」が、なんと2莢も入っていました。うれしい!
いつものように両端チョンチョン、蒸し茹でにして味わいました。
おいしい。青豆にしては味の幅が広い。加熱後のまだ温かい状態のうちから、プリッとしたおいしさで、常温に冷ますと更においしさが増す感じです。
「みりょく」枝豆を食べたときも、おいしいなぁ〜と感じたのですが、この「神緑」も、食べても食べても手が伸びる納得のおいしさでした。
塩野社長の話を聞く
天狗印枝豆のホームページを見て、沼田利根蔬菜出荷組合に電話をしました。品種についてお訊ねすると、私が味わった7月中旬の白毛枝豆は「グリーン80」とのことでした。
そして、「品種で味が決まるのは6割程度。場所や作り方によって枝豆のおいしさは変わる」とのこと。
①利根沼田は標高差のある土地で、昼夜の寒暖差があるため、日中の太陽の光を浴びて栄養分をたくわえ、夜の涼しさで休眠状態になり、栄養分の消耗が抑えられ、おいしくなるのだとか。
②おいしいものを作るため、品質第一で肥料にも気を配って作っているとのこと。ショ糖、果糖、ブドウ糖を科学的に分析して良い状態を目指し、収穫時期を見計らって収穫するそうです。
③枝豆は、膨らまし過ぎはNG。豆が丸々と成長したものは、大豆に成りかけており、糖分やアミノ酸が脂質やタンパク質に変わるから、おいしくない。
噛んで甘いと感じるのは、少し莢が薄いくらいの状態で収穫したもの。
など、聞けば聞くほど「ナルホド!」と思いました。
塩野社長、勉強になりました。ありがとうございます。
枝豆は、野菜の中でも加熱調理だけでお酒のつまみになり、嗜好品にあたる食べ物。コストと手間をかけて、作り方のこだわりを貫いているからおいしいのだそうです。
そして、「天狗印の枝豆が最もおいしくなるのは、9月中旬」と教えていただきました。「9月中旬に天狗印枝豆を買う」とスケジュールに書いておかねば‥‥
*そのほか枝豆について、豆なブログ「枝豆のこと」に書いています。
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