豆は「しあわせ」のタネである

豆コレクション【スナップえんどう】

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スナップえんどう/スナックえんどう

マメ科 エンドウ属

サイズ:約6〜7cm

 

 

 

アメリカで開発された「莢ごと食べる豆」

プリッとした食感がおいしい初夏のやさい豆。「スナップえんどう」や「スナックえんどう」の名で親しまれています。グリーンピースをアメリカで品種改良して、莢も食べられるようにしたのがスナップえんどう(Snap pea)です。豆が成長しても莢がかたくならず、豆と莢をいっしょに味わうことができます。

日本に入ってきたのは1970年代で、すぐに全国に広まりました。どちらの名前でも通用しますが、1983年に農林水産省で「スナップエンドウ」を正式名称と定めています。

 

栄養バランスがよく、食物繊維もとれるやさい豆

やさい豆特有の青々しいにおいと甘さ、肉厚でプリッとやわらかな莢の食感も魅力のスナップえんどう。軽く水洗いしてスジを取り、茹で時間短めに食感とキレイな緑色を残すのが調理のコツ。茹で上がりはサッと冷水に浸し、水切りしてキッチンペーパーなどで拭き取ってから使ってください。

栄養面ではβ-カロテン、ビタミンC、カリウム、カルシウムなどビタミンやミネラルをバランスよく含んでいるのが特長です。莢ごと食べるやさい豆だから、食物繊維もいっしょにとれ、おなかやお肌にやさしいというメリットも。

 

旬は4〜6月。フレッシュなうちに美味しくたっぷりと

春から初夏へ、朝穫りのみずみずしいやさい豆がたくさん並びます。中でもスナップえんどうは表情が愛らしく、莢まで食べられることから廃棄ロスもなく、重宝がられる存在です。

買ったその日に莢がシャキシャキしているものを使い切るか、冷蔵庫の野菜室で保存し、1〜2日中に使うくらいがベスト。固茹でにして、豆どうしがかさならないようにビニール袋に入れておくと、冷凍保存も可能です。

よく似た形状で少し大きな「砂糖えんどう」、莢により丸みが感じられる「ひこうき豆」なども、地域により見かけます。

 

☆スナップえんどうの用途

水煮にしてサラダに加えたり、

和え物、炒め物、汁物、天ぷら、卵とじなどに。

 

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  1. 2017年 9月 16日

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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