上士幌町へ
カッコーが鳴いたら、豆のタネを蒔く
これは私が、豆への興味を強くして「豆・豆料理探検家」と名乗り始めた頃に聞いたコトバ。
豆の王国・北海道では、春がゆっくりと始まります。「カッコーが鳴いたら」は季節を伝える北の大地のコトバです。
カッコーは例年、5月20日頃に鳴くそうです。「カッコーの鳴き声を聞きながら、豆のタネを蒔いてみたい」と思いました。
この2年とちょっと、週の半分はパソコンとiPadとキッチンを行き来して1日の歩数が1,000歩にも届かず、夜中の散歩と称して徘徊する日々。
そこから抜け出して全く別の世界へ、異次元に身を於きたいと思いました。
北海道の大地〜向こうの端まで250メートルもある畑で、気が遠くなるくらい土と戯れてみたいと思いました。
上士幌町は帯広の河東郡というところにあります。どうやって豆のタネを蒔くのか知りません。まさか、ミレーの「種まく人」みたいな蒔き方はしないと思います。
どんなふうに豆のタネを蒔くのか、勉強してきます。
▲ これは2019年7月の畑
私のようなヘナチョコが農場のスタッフさんの足手まといにならないように、真面目に、誠実に、黙々と明日から3日間の農業研修を堪能してきます。
行き倒れになりませんように。
保険証は持って来たから大丈夫。
無事に生還するよう、応援しててください。
それと、実家の田畑には足を向けることもなく、他所さまにお貸しすることになっているにも関わらず、北に向かう親不孝を、お母さんお許しください。ご先祖の皆さま、ごめんなさい。
私が北海道で豆の勉強をすることは、豆の世界にとって必ずや意味のあることになります。無謀な思い上がりですが、思うところからしか始まりません。
私は豆好きです。
豆と豆料理の探検家をしています。
とかち帯広空港に向かう機内にて
2020年5月の残念投稿は、コチラ
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