豆は「しあわせ」のタネである

山崎豆腐店のおから、1玉30円!

「古川町商店街に、おいしい豆腐屋さんがあったよ」

昨年からお世話になっている歳上(おそらく)の女性から、「大学時代によく買っていた豆腐屋さんがおいしかった」との情報をいただき、再会前に古川町商店街へ行ってみました。

京都市営地下鉄 東西線の東山駅、2番出口を上がって直ぐのところに商店街の入口があります。最初のお店(鶏肉、唐揚げ屋さん)で訊ねてみると‥‥

「昔は2軒あったけど、今はこの商店街に豆腐屋さんは無いです」とのこと。そして、「そこを真っ直ぐ行った白川沿いに、豆腐屋さんがありますよ」と教えてくださいました。

「私たぶん、そこ行ったことあります。山崎豆腐店ではありませんか?」

「そう、おいしいところ。みんな買いに行きますよ」と。

古川町商店街に、F先生おすすめの豆腐屋さんが消えてしまったことは残念ですが、気になっている豆腐屋さんを薦めてくださったことがうれしくて‥‥ 最初からハシゴするつもりでいた、唐揚げ屋女将おすすめの豆腐屋さんに行くことに(^^)

 

山積みされた油缶

山崎豆腐店に前に行ったのは、昨年8月下旬のことでした。白川沿いの豆腐屋さんと思っているから、地下鉄1番出口を上がって白川沿いを歩いて行きました。

しかし今回は、古川町商店街方面から行ったため、うれしい発見ができました。

何気な〜く通り過ぎようとした私の目に入ったのは、

店の側面に何段も積み重なった一斗缶。そこで足が止まりました。

むかし、ラーメン屋の河原さん(博多 一風堂の創業者・河原成美 社長)が言われていたのです。「うまいラーメン屋を見分けるコツは、ガスボンベの大きいのが何本も店の裏にあること。ゴミ箱の大きいのがあること。窓ガラスがきれいなこと。店の掃除が‥‥、‥‥」、そう、そのラーメン屋のガスボンベに相当するのが、豆腐屋の油の一斗缶ではないか? と思ったわけです。

とすると、この店はお揚げも期待できる?(^^)

 

とうふ完売、そのおかげで

店の正面に行くと、目に入ったのは「白豆腐 売り切れ 又のお越しを」の文字。

「又のお越しを」と言われても、私が買おうと狙っていた獲物は、店の冷蔵庫に見えている‥‥ すんなり帰るわけにはいきません。

「あの‥‥、おからは買えますか?」

 

「おから、ください」

「はい。おからはありますよ」

「おからの写真を撮ってもいいですか?」

「は?」「あぁ、どうぞ」

「白豆腐は売り切れなんですよね。お揚げはありますか? 一つください」

というわけで、おからと、一斗缶の油で揚げられたであろうお揚げで、計200円でした。ウソやろ?

「あの‥‥、おからはおいくらですか?」

「おからは30円です」

「え〜〜〜、30円! 安すぎませんか?」

「もっと高くしたいけど、30円です」

 

というわけで、昨夏から気になっていた「ソフトボールの3号ボールくらい?」と思ったおからボールを、私は30円で手に入れることができました。

実際に手にしたおからボールは、3号ボールより大きかったです。小学生のドッジボールか、バクダンくらいの大きさでした。

おからボールの続篇は、また改めて書きます。

 

山崎豆腐店 

京都市東山区白川筋三条下ル堤町493 TEL 075-561-7689

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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