豆は「しあわせ」のタネである

八女の雑煮とプチおせち

1月2日、新年会

「八女の雑煮を食べたい」と、知人ご夫妻からのリクエスト。うれしくなって、今年も八女の雑煮を作りました。

食材は、丸餅・小豆・するめ・昆布・鶏肉・にんじん・大根・里芋・レンコン・ねぎ、味を調えるのに薄口醤油と塩を使います。

小豆を入れる甘くない雑煮。近年になって気づいたことですが、実家で毎年お正月にあたり前に食べていた雑煮は、かなりのレアものだったようです。大晦日になると父は毎年、するめと昆布をチョキチョキ1センチ角くらいに切っていました。

父亡きあと、手のかかる八女の雑煮は実家の正月から姿を消しました。だから、今では自分で作らないと味わうことができません。

八女の雑煮。本当は人参や大根を型抜きしたり、細工切りしたりはしませんが、ここは京都だし、お正月なので‥‥

Aご夫妻とM先生にご賞味いただきました。私のふるさと雑煮、私には懐かしい味なのだけど、皆さんには初めての雑煮です。どうだったのかなぁ‥‥? 世間話と正月のお酒にまぎれて、リアルな感想は聞けなかったなぁ‥‥

お餅は、山形県鶴岡市 治五左衛門の「寺田もち」を使わせていただきました。

 

お正月のプチおせち

お雑煮より先に、こちらを味わっていただきました。

左上から時計回りに、天神さんの大福茶・プチおせち(丹波の黒大豆・紅大豆の田作り・明太数の子とひたし豆・ポテサラ・菜の花の酒粕和え)、日本酒 菊水の無濾過生原酒、豆菓子「福のはじめ」

お正月の3肴をメインにあとはテキトーに。人参とクミンのマメロニもお試しいただきました。

▼ こちらは、Aご主人のお持たせ。

ワイルドな男の料理に混じって、師走にお伝えした「ひたし豆と明太数の子」も入っていました。こうやってちょっとずつ、ちょっとずつ、私の周りに豆を使う人が増えていくのがうれしいです。

今年もたくさんの人たちと関わりながら、豆料理の振る舞いを続けていこうと思います。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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