枝豆の冷凍について
枝豆の冷凍は「マイナス196℃の液体窒素で瞬間冷凍」
丹波黒大豆の枝豆を自家冷凍し、日をおいて食べたら「とほほ」だったことを少し前のブログに書きました。どこに問題があったか、いろいろ思い当たることだらけで‥‥
その答えは、風邪をひいて訪れた病院で見つかりました。病院の待ち合いに置いてあった週刊文春の11月3日号、ノドの見開きにJAグループの広告が掲載されていました。
スミマセン、スマホで撮ったの載せさせていただきます。
農業最前線訪問記の見出しで、作家の桜木紫乃さんが、北海道中札内村を訪ねられた様子が掲載されています。桜木さんは、中札内の冷凍枝豆をいつも生協で買っておられるそうです。
すごく美味しいその冷凍枝豆は、工場で塩ゆでし、マイナス196℃の液体窒素で瞬間冷凍するとのこと。約3週間の収穫期に1年分の枝豆を加工し、ゆでたての味わいと鮮やかな緑色を保つことができると書かれています。
おいしい冷凍枝豆の記憶
桜木さんが白衣に帽子姿で瞬間冷凍の現場を見学しておられます。いいなぁ、こんな現場に足を踏み入れることができて‥‥ 桜木さんは第149回直木賞を受賞された作家さんです。
どんなに枝豆や豆類全般が好きでも、ただの無名人では入ることができない神聖な場があるのです。え〜ん。と思って見ていたら、
「中札内の枝豆をつかった加工食品たち」のところに載っている商品を、私は口にしたことがあるかも!?
ふふふ。それは、これです。たぶん(*^^*)
かつて、中札内村の豆資料館ビーンズ邸のフォトコンテストで2等賞に入賞したときにいただいた賞品。その中に「そのまま えだ豆」「そのまま黒えだ豆」「えだ豆餃子」ほか特産品をクール冷凍便でお送りいただいたのでした。うれしくて、おいしくて、ラッキーと思いながら口にしたことを思い出しました(^^)
あと、もう一つ。10月の「利き枝豆の会」でも、ホクレンさんから取り寄せた冷凍枝豆を口にしました。
北海道十勝産の塩味えだまめ
「コンビニで売っている冷凍輸入枝豆とは、味も食感も違うよね」と話しながら、おいしくいただきました。
これもおそらく、マイナス196℃の液体窒素で瞬間冷凍できる工場で加工されたものなのでしょうね。
マイナス196℃‥‥ まるでエステの美顔器のようです。その設備があれば、ふつうサイズの枝豆は美味しい状態で冷凍保存〜輸送できるのですね。「農業最前線」記事広告のおかげで、ひとつ勉強になりました。
疑問を解決するには、もう一歩先へ。「なぜ?」「どうして?」「どうすればいいの?」と追い求めていると、いつもヒントがどこからか降ってきます。
ただの豆好きにしか過ぎませんが、私も桜木さんのように豆の聖域に取材に行ける人になりたい。
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