豆は「しあわせ」のタネである

世界えだまめ早食い選手権、第3回も大盛況!

「えだまめの早食い」体験取材

7月15日、新潟県長岡市で開催された「世界えだまめ早食い選手権」は、来場者1万人を超す盛大な えだまめイベントでした。

毎年 秋に開催されている「丹波篠山味まつり(黒豆枝豆の催し)」が町全体をあげてのお祭りとすると、こちらは、長岡市の農業関係者や枝豆関係者が「アオーレ長岡」という市の大きな会場に集結し、屋根のあるホールとエントランスで繰り広げるお祭り。

真夏の炎天下に過ごしやすい会場を選ばれているのは、ありがたかったです。

この1日のために、白井健太郎 実行委員長はじめスタッフの皆さんは、半年ほど前から準備を進めてこられました。ハートがアツイのです。気持ちがやさしいのです。

私は個人戦にエントリーし、参加権を当てていただきました。長岡に来るまでに何回か練習して、今日に臨みました。

12人ずつのグループごとに5ブロックが対戦し、上位2名が本戦に出場します。敗者の中から更に2名が特別枠で本戦に再出場、その中から1位、2位、3位が決まります。

私は第一試合で予選落ち。私に限らず、新潟県以外からエントリーした人で、予選を勝ち抜いた人はいなかったようです。えだまめ遺伝子が違うというか、長岡をはじめ新潟県の人たちは幼少期から小腹を満たす食べ物として、おやつ感覚で枝豆を食べて大きくなるとのこと。

個人戦の優勝者は、清水雄治さん。

団体戦の優勝者は、覚悟しろ枝豆チーム。「賞金10万円で、また枝豆を買います!」のコメントに会場が沸きました。

 

新潟県は枝豆生産量がトップクラスな上に、県民消費量が日本一を誇る枝豆食べまくり県です。

早食いの練習などする必要もなく、既に体内に根付いているのです。えだまめを食べることが‥‥。他府県民が立ち向かおうなど、めっそうもない。というのが正直な感想でした。

いくら豆好きでも、えだまめLoveの気持ちがあっても、何世代もDNAに刻まれてきた長岡市民のえだまめ遺伝子と、えだまめ愛にかなうはずがない。と実感しました。

 

えだまめの「おいしいもの」だらけ

長岡のえだまめ選手権のおかげで、新しくお友達ができました。

北海道網走から個人戦に参加されたAさんと、兵庫県から参加された大学生のAくん。二人にも手伝ってもらって、えだまめ食品を片っ端から食しました。

左上から、ずんだペーストとバターをサンドしたコッペパン、きららさん限定の枝豆パン、きららさんの「さつまいも」も土台にしたアイス、えだまめタルト、えだまめジェラート。手前は、本日の選手権に登場した長岡の枝豆「おつな姫」。

枝豆のスナック菓子や、おぼろ豆腐、ずんだの笹団子、枝豆スコーンと枝豆(青大豆?)のドライカレー。

会場にある枝豆っぽいのを全制覇するつもりで食して回りました。が、モレもたくさん‥‥

えだまめ以外の野菜やお肉などのテナントさんも、たくさん出店されていました。

 

長岡の農業を支える人たちの心意気

イベントを主催された「ながおか農チャレ」プロジェクト実行委員会の皆さま、出店などで会場を盛り上げてくださった皆さま、その他多くの皆さま、こんなにもハッピーな長岡の感動を分けていただき、ありがとうございました。

 

本番の取材原稿は、9月に世に出ます。

今回のイベントを通して感じた、長岡のえだまめ愛と地域活性の心意気が、全国の豆に関係する方々に伝わるようしっかり書きます。

本日は、本当にありがとうございました。お世話になりました。 五木のどか

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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