豆は「しあわせ」のタネである

【枝豆レシピ】えだまめペーストを作ろう!

甘くない「ずんだ餡」を作りたかった

ずんだ餅が好きです。しかし、やたらと甘いのが多くて「豆の味がわかるくらいの程よい甘さで抑えてほしい」と思っていました。

ずんだ餡の砂糖の存在は、①おやつとして甘くする ②日持ちするように入れる ③保水性をよくし、固くなりにくいようにする という役目があるようです。

その3つは、観光地のお土産品としては重要なこと。でも、自分で作ってその日のうちに食べるのであれば、そんなに多くの砂糖を入れなくても良いはず‥‥

今年の2月だったか、精進料理の取材で、お坊さまに教えていただいたのが「甘過ぎないずんだ餡」を、白玉にかけていただくというもの。

曹洞宗「凛 vol.25」大阪府守口市の菅相寺・三島住職に教わりました。

ずんだ餡の材料は、むき枝豆 100g、砂糖 15g、豆乳 45ml です。

 

砂糖を入れない「ずんだ餡」は、フムス感覚で使えます

三島住職のずんだ餡から砂糖を抜いて、代わりに塩少々を加え、豆乳を気持ち増やします。

[ずんだペーストの材料]

・むき枝豆 サヤ入りで200gほど

・塩 ひとつまみ

・豆乳 50cc

 

[作り方]

①枝豆を蒸し茹でにし、サヤから出して薄皮をはぐ。

②すり鉢に枝豆を入れてすり潰す。途中で豆乳を2〜3回に分けて加え、塩も加えて混ぜ合わせる。

③完全にすりつぶしてしまわないくらいで止めて、出来上り。

枝豆の薄皮をむくのはちょっと面倒ですが、意外と簡単にできます。そして、活用の幅が広い! 甘くないずんだペースト、自分で作らないとどこにも売っていません。

 

ずんだペーストを使ってみました

写真があるの、ないの、ありますが‥‥

・白玉のトッピングにすると、枝豆風味も感じられ軽食としても良い感じです。

・素麺やざる蕎麦のツユ替わりに、麺にからめながら食すのもアリ。

・冷や奴のトッピングに。大豆から作るとうふと、大豆になる前の枝豆を豆乳で伸ばしたもの、3パターンの大豆を一度に味わえます。

・パンにディップ感覚で塗ると、これが美味しいのです。先にバターを塗って、その上からずんだペーストを塗ってください。塩味がアップして、より美味しくなります。

・焼き茄子のトッピングとして、タレ替わりに

・野菜の白和え代わりに、緑和え(ずんだ和え)として

・ショートパスタの冷製パスタに和えて

枝豆の黄緑色が、フレッシュなおいしさとなって「野菜とってます」感覚を満喫できます。

枝豆は蒸し茹でにして、そのまま食べるのがイチバン! と思っておりますが、時には手を加えてみると、より枝豆感がアップするのかも‥‥

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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