豆は「しあわせ」のタネである

【金沢】甘納豆 かわむら

甘納豆おぼえ書き

「甘納豆 かわむら」さんは、金沢市の西茶屋街にある豆菓子屋さん。1Fは豆菓子の販売、2Fは甘味のカフェとして営業されています。私も時々寄せていただいています。

この前うかがったときに買ったもの、毎回訪れる度にちょっとずつ買って味わわせていただいています。せっかくの豆菓子、ちゃんと記録しておこうと思います。

 

◎極上きな粉で作った州浜菓子

80g入り 380円(税込)

深い焙煎で香ばしい苦味のきな粉菓子でした。小梅ほどの大きさで、クセになるおいしさ。80g入りですが、一気に半分くらい行けちゃいます。

「極上きな粉+有機砂糖+水飴を使った栄養価バツグンの練菓子です」と、袋の裏に書かれていました。どこのきな粉? と見ていたら、きな粉(京都産)と。あらら、京都のきな粉を金沢で加工販売し、知らずに私が買って京都に持ち帰り、食べていた‥‥

いいのです。おいしかったから。

もしかすると、この前、穀物屋 森光商店の仕事で味見した「京碾ききなこ(黒)」と同じ きな粉かも? 通常よりキメ細やかで、なめらかな舌ざわりと喉ごしの良さが特徴のきな粉。

きな粉に於いても京都ブランド強し、です。

 

◎大浜の緑豆

80g入り 324円(税込)

商品のショルダーに「石川県珠洲市産」と書かれていたので、チョイスしました。珠洲市は「能登大納言」の主産地でもあります。

商品名に「緑豆」の名が付いていますが、モヤシの原料となる「緑豆」ではありません。青大豆のことを、どうやら珠洲市では「緑豆」と呼ばれているようです。

大豆の甘納豆ですから、小豆やインゲン系の豆のデンプン質特有の食感とは異なり、適度な歯ごたえがある甘納豆でした。

ほんのり甘くて、少しシワが寄り、なんとも絶妙なかたさ加減。さすが、プロの仕事ですね。

「二三味さんの豆」と書かれています。二三味は「にざみ」と読むようです。二三味農園の青大豆が使われています。こちらも、おいしくいただきました。

 

◎赤ワイン羊羹と珈琲羊羹

65g入り 270円(税込)

2種類の味が一つになった押し出すタイプの羊羹です。6種類あり、毎回2種類ずつ買っています。

指で底をヨッ! と押すと、うにゅ! と顔を出します。糸を回してスーッと切って、出たとこをパクッといきます。ふふふ、おもしろい。

ふわりと舌をくすぐる赤ワインの香り。

自分であんこを作り始めた頃は、あんこと赤ワインは合わないと思ってました。かついて、コメダ珈琲で初めて飲んだ あんこ入りのコーヒーは微妙だと感じました。

寒天の存在が偉いのかなぁ? 赤ワイン羊羹も珈琲羊羹も、クセのある絶妙な美味しさです。初めてのときは苦手な味も、慣れると大丈夫になる? そして、好きになる。味覚は鍛錬されていくのです。

次回は、中島菜の羊羹を買おう。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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