豆は「しあわせ」のタネである

【丹波篠山】えだまめ「デカンショ豆」を味わう

2年越しの枝豆「デカンショ豆」

昨夏、丹波篠山の農家さんからご連絡をいただき、新種の枝豆「デカンショ豆」を知りました。「食べてほしい」とのことで、取寄日の調整などをしているうちに「暑くなりすぎて、出せる状態の枝豆ではなくなってしまった」との結果となり、1年見送りました。

昨夏、私は今年のカレンダー2022年7月15日に「丹波たぶち農場にデカンショ豆を注文する」とタスクを入れました。そして、7月15日を待ちきれず、生産者さんに連絡。

「時期はお任せしますので、枝豆の状態が最も良いときに収穫したデカンショ豆を送ってください」とお願いしました。

そして昨晩、ようやく届いたデカンショ豆5袋。200g入りですから、1kgの枝豆が手元に届きました。

袋のデザインも良い雰囲気。晩ごはんあとの受取だったため、楽しみに1晩待ちました。

<丹波篠山> 伝統継承枝豆 デカンショ豆

 

デカンショ豆について

商品と一緒に入っていた説明によると、

デカンショ豆とは市内農家と丹波篠山商工会、丹波ささやま農協、丹波篠山市が協力して夏に採れる枝豆を新しい特産品として取り組んでいるものです。

令和4年は市内農家5軒で、品種は【恋姫】【神風香】【夏風香】の3種になります。丹波たぶち農場では、【恋姫】を生産しています。

とありました。

「恋姫」「神風香」「夏風香」は、おそらくそうだろうと言われる枝豆を、これまでに食べた記録が残っていました。

恋姫・・・・JA利根沼田 ミネラル栽培枝豆「豆王」 2020年7月下旬 実食

神風香・・・JAいるま野「いるまめ」 2020年6月末 実食

夏風香・・・和歌山県産えだまめ 2020年8月末 実食(非公開)

やっぱり食べた枝豆の記録は、残しておくものですね〜😀

ちなみに「恋姫」は雪印種苗さんの種子で、北海道から沖縄まで栽培可能な農林水産省登録品種です。

 

デカンショ豆を実食しました

生産者さんからは「食べる時はしっかり11分ゆがいてください! 冷めてからがオススメです!」と、ご連絡をいただきました。

まずは思うままに調理してみました。

前塩、蒸し茹で11分、素早く冷水冷却、保冷剤冷却で調理しました。

茹でるときの香りからして「茶豆系ね」と思っていたけど、加熱してみたらやはり! 豆がうっすら茶色味を帯びています。

1粒豆少々、2粒豆と3粒豆が同じくらい、4粒豆も2サヤありました。

豆粒が大きく、ほんのり甘みを感じます。

確かに温かいうちもおいしいけど、冷めたらまた味の広がりが出るような感じです。温かいときのホクホクが冷めたら、タンパク質寄りのプリッとした食感に変わります。

枝豆は同じタネを蒔いても、産地によって味に差が出ます。丹波の黒大豆が育つ畑の土で育った枝豆、こんな味になるんですね〜。

今回の取り寄せは、8月7日(日)の枝豆レッスンのための試作と検証用です。

加熱方法による味の違い、料理の試作で使い切って、日曜日は皆さんに穫れ立ての枝豆を味わっていただこうと思っています。

とりあえず今日の試作は、こちら。作り方は、枝豆レッスンでご案内いたします😀

 

*その他の枝豆については、豆なブログ「枝豆のこと」に書いています。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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