豆は「しあわせ」のタネである

「京とうふ 藤野」とうふのコース料理

またもや天神さんへ

今月2回目の天神さん。天神さんというのは、菅原道真公ゆかりの北野天満宮のことです。飛び梅は、ここから大宰府まで飛んで行ったのですよね。12月25日、もうすぐ終い天神です。

 

本日の目的は、京とうふ藤野さん。この前のぞいたとき、既に食事は完売していました。だから今日は、開店前に行って時がくるのを待ちました。

とうふのコース料理が、1,900円で食べられるとチェック済みです。

 

正に、とうふは豆腐ではなく「豆富」

藤野さんのとうふパッケージには、ひらがなで「とうふ」と書いたものと漢字の「豆富」が使われています。昔ながらの正式な字は「豆腐」ですが、それは中国だかどこだかの製法で作る食べ物に由来しています。

藤野本店の2Fでいただくとうふ料理はどれも味わい豊かで、とうふの可能性を拡げていると感じました。豆が富む、賛成です!

まずは、豆乳から。お店の商品「けんこう仕込み豆乳」です。

そして、生湯葉のおさしみ盛り合わせ。小鉢は、ひろうすとお揚げを出汁で炊いたもの。生湯葉は、ゆず味噌か塩でいただくのが好きでした。

 

温奴、豆乳衣の天ぷら、季節野菜の白和え、湯葉とお揚げの炊き込みごはん、すまし汁、お漬物。

とうふだからと軽く考えていたら、どうして、途中からおなかいっぱいになってきます。一つ一つが丁寧につくられていて、どれもおいしくて、味のこととか作り方とか考えながら食べていると、ゆっくりペースで満腹中枢が満たされます。けっこうボリュームあるとうふ料理のコースです。おそらく男の人でも、おなかいっぱいになるでしょう。

「炊き込みご飯の湯葉は、あと混ぜですか?」と訊ねたら、そうではなく、最初からお揚げと湯葉、出汁を入れて炊くのだと教えてくださいました。

最後にデザートと黒豆珈琲。デザートは小豆の粒入り抹茶シフォン。黒豆珈琲の配分は、黒豆7に対し、コーヒー3の割合。そうすると、このようなやわらかな甘みのコーヒーになるのですね。

 

コース料理の最初から最後まで、自社商品がふんだんに使われているということは、お食事して気に入ったものは帰りに買って帰り、自分でも作ってみることができるということ。藤野さんのコース料理は、味見体験と家庭料理の啓蒙に役立っていると思います。

私も真似たい料理がありました。

おとうふいろいろ試し買い。世の3連休は、とうふ料理を作って楽しもうと思います。

 

京とうふ藤野本店 京都市上京区今小路通御前通西入紙屋川町843-7

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  1. 2019年 3月 23日

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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