豆は「しあわせ」のタネである

堤食品の「ライスがんも」

京都市北区小山元町のとうふ屋さん

12月の毎日新聞連載「とうふ屋のある町は いい町だ」で書かせていただいた堤食品さん、知らずに行くとおそらくわからない御品がいくつもあります。

まず「堤食品」というお名前だけ聞くと、とうふ屋さんとは思わないかもしれません。初めて行く人には、店の場所もわかりにくいです。

お店まで行くと、外から見て「おとうふ屋さん」の気配がすぐにわかります。油揚げのフライヤーも見えますから、とりあえず、おとうふとお揚げが買えることは想像できます。しかし、ほかにどんな商品があるのか、知らない人にはわかりません。

厚揚げ、ひろうす、くらいは想像できても、ほかは思い浮かばないかも‥‥

この店には、食べたら「ほぉ!」と、うれしくなる宝の商品が潜んでいます。ご主人・武美さんも、奥さまの恵さんも、自分から積極的に宣伝するような方ではなさそうなので、豆好き・とうふ好きの私が、勝手にじゃんじゃん紹介していきます。良いお店です。

お店を知っている人は、次に行くとき「今日は◯◯、ありますか?」と訊ねてください。お店に行ったことない人は、どうぞ、店を探して行ってみてください。京都市営地下鉄 北大路駅が最寄です。最寄と言っても、そこから10分くらい歩きます。初めて行く人は、ごめんなさい。探して、もっと歩くと思います。だけど、おいしいのに有り付けますよ。

 

見た目は、がんもどき=ライスがんも

ね、ひろうす(がんもどき)みたいでしょう。これは、11月30日に取材でお話をお聞きしたときに、出してくださった商品です。

たこ焼きより少し大きくて、丸っこくて、中に醤油味のかやくご飯が入っていました。この頃買ってきて断面写真を撮りました。

こんな感じです。中に椎茸とか人参とか入ってて、モチッとした炊き込みご飯の醤油の香りがふわ〜っと、おいしいです。

奥さんの話では、小腹が空いたとき2つくらい食べると、ちょうど良いのだそう。1つ90円と聞いたような‥‥ 正確なところは、買いに行ったとき訊ねてください。

これと、見た目がほぼ同じような「ひろうす 小」と「ひろうす 大」もあります。小は80円で、大が160円。銀杏、キクラゲ、椎茸、ゴボウ、人参が入っていました。

 

堤食品って、知らないと普通に「町のとうふ屋さん」と思うかもしれませんが、実は‥‥ ご主人とお話すると、そうではないことに気付きます。ご主人は、配達に出ておられるか、北山店におられることが多いそうです。本店と北山店の住所を載せておきます。

ご主人に会いたい人は、電話してから行くのが良いかと思います。(^^)

 

堤食品 京都北山豆腐製造販売 水曜定休日

本店 京都市北区小山元町2 TEL 075-491-9422 8:00〜19:00

北山店 京都市北区上賀茂岡本口町83 TEL 075-722-1978 15:30〜21:00頃(本当?)

*2回目に取材に訪れたときのことは、コチラに書いています。まだ掲載前につき、店名などは伏せて書いた原稿です。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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