豆は「しあわせ」のタネである

お彼岸です。おはぎを作りました

穀物屋 森光商店にて

彼岸とは、めぐりゆく季節の中で一年のうち、あの世とこの世が最も近くなる日。春のお彼岸と秋のお彼岸、2回めぐってきます。今年は9月19日(土)が彼岸の入りで、22日(祝)秋分の日が彼岸の中日、25日(金)が彼岸明けです。

お彼岸に合わせて帰省しました。

博多駅から在来線に乗り換えて、JR久留米駅で下車し、穀物屋 森光商店に寄り道。ビビンバ・ランチ&金時餡かき氷のあと、お買い物。ビスコッティやベーグル、玄米おにぎり、ひよこ豆コロッケなどに加え、おはぎ用の小豆を買いました。

スタッフさんにお訊ねし、お店のおはぎと同じ小豆を選びました。コレです。

北海道十勝産小豆「雅」 150g入り 380円

「その年収穫された小豆の中でも最も良質な豆を集めたものです。高級和菓子に最適です。餡の彩りと風味をお楽しみください」と書かれています。最も良質な小豆、なんですね〜。

▼ こちらは、穀物屋のおはぎ。

 

もち米のこと

穀物屋で、おはぎに使うもち米は重くないように小さいの、と思ったら450gは完売、1kgだけ残っていました。

食品スーパーでも小さい袋のもち米は完売、1kgの袋がかろうじて2つ残っていました。「小さい袋も、大きい袋も完売してて、さっきやっと入ってきたんですよ」と、店員さん。

「お彼岸ですからねぇ」と私。良かった、おはぎを作る人いるんだ〜。と、うれしい気持ちになりました。

 

あんこのこと

あんこの炊き方は千差万別、100人が作ると100通りの餡ができる、と言われます。私のあんこの炊き方は、今のところ大きく2タイプ。小豆を水浸けして2時間くらいアクを吐かせ、それから炊き始める方法。もう一つは、NHKプロフェッショナルで見た、小豆をいきなり熱湯に浸す方法。

今回は2時間水浸け、小豆を渋切りして、中弱火で柔らかめに茹でて、小豆のお見合い(砂糖を煮溶かした液に浸すことを樹木希林さんは、映画「あん」の中で、そう言われていました)、最後に煮含めて軽く練って出来上がり。

あんこが馴染むよう1晩おいて、朝の間におはぎを丸めました。

あんこのおはぎ6個+きな粉のおはぎ3個。作りすぎてはいけません。

実家の仏さまと、従兄弟のお宅の仏さまと、母と妹夫婦と私と‥‥ 1日で食べきれるだけ。

雅のあんこのおはぎ、皆さまのお口に届けることができて、何より。

彼岸の中日は9月22日、彼岸明けは25日です。お父さん、ゆっくりしてってくださいね。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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