護王神社の亥の子餅
亥子祭
先日、ダッシュで護王神社に伺ったとき既にあたりは暗く、しかし、祭りに集う人々は大らかな表情で「亥子祭」を満喫しておられました。
護王神社は、亥が守護神の足腰の神社です。
毎年、11月1日に護王神社で開催される「亥子祭」にお邪魔しています。
お楽しみは、何と言ってもH氏が奏でられる「亥の子囃」。その声に合わせて、ほろ酔いの人たちが手拍子を打ちながら「ほ〜い、ほい♪」と唄っておられます。そのシーンに「昭和の日本のお祭り風景」を見るようで、気分が和むのであります。
亥の子餅
「亥の子餅」というのは、見た目が亥の子どもみたいだから「亥の子餅」と言うようです。
京都の老舗和菓子屋さんが作られた「亥子餅」も社務所で販売されています。
が、やはりお楽しみは護王神社オリジナルの「亥の子餅」。餅は3臼つかれます。神さまへの奉納は、胡麻(黒)と小豆(赤)と栗(白)を、それぞれ1臼にひとつ、混ぜてついたのが始まりだそうです。小豆も亥の子餅の材料なのでありました(^^)
臼と杵を使う餅つきは、なかなか経験する機会がありません。希望者は順番に餅をつかせてもらえます。周りの皆さんが楽しそうにやさしい眼差しで見守られる中、杵をふりあげて餅をつく。亥の子囃子がBGM。
去年も一昨年も行きました。その前も‥‥
こんな和やかで穏やかな1日が、ずっと続くといいなと思いながら、昨夜も亥の子餅を分けていただきました。
ほんのり甘くて、やさしいお味。少し粒ツブ感もあります。現代の亥の子餅には、ご神木のカリンも使われていると聞いたことがあります。
これでまた、足腰丈夫に過ごせそうです。
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