豆は「しあわせ」のタネである

夏も「くろまめ」

和知の黒大豆を使って

昨秋ちょうだいした京丹波の和知産 黒大豆、冷蔵保存でちょっとずつ大切にいただいています。今回、甘味に使ってみようと思いました。

アイデアは金沢の「豆月」さん、「甘納豆 かわむら」さん、そして、10年以上前から作っている紫花豆のシロップ浸けからの発想です。

まずは1晩水浸けし‥‥ わかりにくいのですが、鉄の固まり「鉄まめ君」を豆と一緒に入れて戻しました。

水煮にするのは、南部鉄の鍋を使いました。ふつうの鍋のときは、お正月の黒豆を炊くときのように鉄釘を不織布などに包んで豆と一緒に炊くと、鉄の酸化作用で黒々とした色の黒豆に仕上がります。

茹で上がりを水とグラニュー糖1:1で煮溶かしたシロップに浸し、数時間。豆に甘さを入れたところで、さらにグラニュー糖を加えて加熱しコトコト、浸透圧を利用して味を含ませます。

 

黒豆牛乳

豆の煮汁には、栄養成分がいっぱい。捨ててしまうのは、もったいない。牛乳割りにすると、けっこういけます。まろやかなコクとでも申しましょうか、ちゃんと黒豆の味もわかります。

 

 ヨーグルトに合わせて

甘いシロップと共に、ヨーグルトに加えます。

最初は「ん? 酸味と合う?」と思いましたが、豆の味わいが口の中に広がるとき、エエ感じに合ってくるのです。

うん。おいしい!

 

本命 ☆ ゆる寒天に黒豆洋酒浸け

最初から、これをしてみたかった。

ゆる寒天は、栖園 こはく流しの応用です。黒豆洋酒浸けは「甘納豆 かわむら」さんで瓶詰めを売っているの、味わいました。寒天+黒豆は「豆月」さん。

出来上りは、こちら。

シロップ浸けの仕上げにグランマルニエを加えました。

黒豆とグランマル二エ‥‥、かわむらさんのは黒豆+オレンジピール+クルミのNICEなバランスでした。そのアイデアを真似てみました。

寒天をもっとユルユルにするほうが期待の組み合せになりそう。粉寒天4gに水500ccのところを650ccにしましたが、次はあと100ccくらい加える?

あと2回くらい作ったら、きっとイメージするベストが出来上がります。

お正月以外にも、皆さんに黒豆を召し上がっていただけるよう、試作中です。

そろそろコロナが落ち着きつつあります。油断はできないけど、よかったらまた遊びに来てください。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

豆行事や催しなど

2024年 4月
« 3月   5月 »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30      

Plofile

豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
Instagram

バックナンバー