【新潟市産】黒埼茶豆 2127
100g当たり100円、安すぎるでしょう?
おいしい枝豆が食べたくて、安心できる枝豆を選びました。新潟の黒埼茶豆です。
287g入り 310円(本体価格 287円)
ジェイアール京都伊勢丹 B2で買いました。
豆のサヤは小ぶりで、毛はうっすら、キレイな緑色をしています。
迷わず、蒸し茹でにしました。中弱火で加熱、5〜6分後くらいから茶豆のいい香りがしてきました。9分加熱、もうちょっとかなと、更に1分30秒、プリッといい感じの茹で加減で止めました。
ほの温かいうちは、豆の乳っぽい甘い味がします。
常温になると茶豆特有の旨みが広がって、口の中いっぱいにおいしさが充満する感じです。黒埼茶豆もまた、冷たく食べる方がおいしい枝豆かもです。
黒埼茶豆のルーツ
7月に鶴岡取材に伺った際に、山形大学農学部の江頭宏昌教授にお目にかかり、だだちゃ豆関連の資料を分けていただきました。その中に、黒埼茶豆のことが書かれた資料がありました。
黒埼(旧 黒崎町、現在は新潟市西区)のある新潟県と、鶴岡市のある山形県はつながっています。昔から、互いの地域で行き来があり、嫁いだり嫁がれたりする際に豆粒を持参して嫁いだようです。お嫁に行くとき、食文化も伴ってお嫁入りしたのですね。
江頭先生が新潟県小平方の農家さんから聞き取り調査した内容を著された文献で学びました。
だだちゃ豆の由来考〜新潟と山形の交流による茶豆文化の誕生 より
〜現在栽培されている「黒埼茶豆」は在来の「小平方茶豆」から選抜されたものであり、「小平方茶豆」は白井助左ヱ門の長女ツルと三女トヤの二姉妹が大正時代に鶴岡に嫁ぎ、1921(大正10)年に二姉妹が鶴岡からもらい受けてきた茶豆である、とのことであった。〜 「小平方茶豆」は白山だだちゃの元になった「藤十郎だだちゃ」か、その類縁系統に由来する可能性がある。
参考資料:にいがた在来作物研究会 会誌 一粒万倍 2021 vol.3
黒埼茶豆のルーツが、だだちゃ豆の人気品種であると知って、おいしい理由に納得しました。
豆ベーグルにしました
この前のパン教室で習ったベーグルのおさらいに、この枝豆を使ってみました。
2種類2個ずつのベーグル、1個当たりに15gの枝豆(豆粒)とカットしたカマンベールチーズ8g、塩コショウであえて包み込みました。
具はおいしいのですが、ベーグル自体をもっと上手にならないと・・・
カンパーニュでは、うまくいったのですが・・・
この季節、枝豆もいろんなところに登場しますね。本当は、サヤからひょいひょい出しながら口に運ぶのがおいしいと思っています。
新潟の枝豆、ごちそうさまでした。
*その他の枝豆については、豆なブログ「枝豆のこと」に書いています。
この記事へのコメントはありません。