豆は「しあわせ」のタネである

嵯峨豆腐 森嘉の「からし豆腐」は2サイズ

清凉寺と嵯峨豆腐 森嘉

月1回、第4日曜日の朝10時から京都市右京区の清凉寺(嵯峨釈迦堂)で開催される写経会に参加しています。

般若心経を書いて、南無阿弥陀仏を唱え、気持ちがスッキリしたその帰りに立ち寄るのが、嵯峨豆腐 森嘉さん。清凉寺の山門を出て左側に1分も歩くと、豆腐屋さんの店前に人が並んでいたら、そこが森嘉さん。

前に毎日新聞に「とうふ屋のある町は いい町だ」という連載を書いていた頃に、取材を受けていただいたこともあり、私にとっては特別なおとうふ屋さんです。

川端康成さんが京を舞台に著した「古都」の中にも登場するとうふ屋さん。「お父さん、森嘉の湯豆腐をおあがりやすか」の湯豆腐用の大きなとうふ、何度か買ったことがあります。

 

森嘉の「からし豆腐」

森嘉のからし豆腐は1パック2個入りで販売されています。

2019年、2020年のまめなブログに「2個入り300円+税は安すぎる」と書いています。今年は2個入り400円+税になっていました。それでもまだ、京都のほかのおとうふ屋さんに比べるとリーズナブルな印象・・・ ひと夏、京のからし豆腐を食べ比べしたことがあります。その当時で、1つ380円+税のところもありました・・・

森嘉さんのからし豆腐は、やわらかくて崩れやすい繊細なつくり。上にのる青のりは、稀少な「四万十川」すじの青のりです。

お椀型の豆腐の中に、海苔で包んだカラシが入っています。そのカラシを、別に用意した醤油皿に移して溶かしながら、白いお豆腐をチョンと付けていただきます。

森嘉さんに限らず、私の場合どこのお店のからし豆腐も、カラシを使うのはほんの少しだけ。食べ終えると、小皿の縁に黄色いカラシがたっぷり残っています。

絹ごし豆腐をからし醤油で味わう感じ。だけど、ドーム型の豆腐を割って、中から海苔とカラシを取り出して食べるところに趣があるのです。鼻にツーンと、うぅ、おいし〜!

物価上昇の影響で、今年は既に1つ400円のからし豆腐もあれば、200円も150円も・・・ 価格差は手間賃でしょうか。

 

大きさ比べ

この前の日曜日に初めて知ったのですが、2個入りと思っていた森嘉さんのからし豆腐は、1サイズではありませんでした。店頭のポップに、からし豆腐大 249円(税込)の文字を見つけ・・・ お会計をしている途中でしたので、1パック小2個に加え、大も追加購入したくなりました。

左:からし豆腐(小)2個入り 400円+税、右:からし豆腐(大)ひとつ 230円+税

 

しまった、左右逆に置いていました💦

左:からし豆腐(大)直径 78〜80ミリ

右:からし豆腐(小)直径 約60ミリ

 

写真で見たら、あまり大きさの差を感じないかもしれませんが、高さも含め、体積にするとけっこうな差です。食べ応えが違います。

中に入るカラシの量は(大)3.5g (小)2.0gでした。おそらく3.5gのうち、0.5gくらいしか使っていません。森嘉さん、御免なさい😅

お味はどちらも変わりなく、ナイス!✨ です。

からし豆腐の(大)と(小)、30円の差だったら次から(大)をお願いすることになりそうです。笑

*森嘉さんのホームページに、今年は5/15〜9/15がからし豆腐の販売期間と表示されています。

 

嵯峨豆腐 森嘉

京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町42 毎週水曜定休、不定期で火曜も休業、2022年のお盆は 8/17〜24休業

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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