豆は「しあわせ」のタネである

【函館】たまふくら枝豆 2131

北海道森町産の初えだまめ!

京都市上京区、時々のぞいている店で、売場のポップを見つけました。「北海道産 たまふくら」の文字。しかし、商品は完売。翌日電話を入れ、再入荷したことを確認して買いに行きました。

「たまふくら」に聞き覚え、見覚えがあったのです。ずっと以前、もう7〜8年くらい前になるでしょうか、仕事で「タマフクラ大豆」を使いました。レシピを4〜5本作りました。大粒のまるまるとした大豆です。記憶では、白っぽい肌色大豆でした。

 

たまふくら枝豆 袋込み 258g 358円+税

新鮮食品館 アイハート 堀川店で買いました。ほかに京都産 枝付黒枝豆京都産 紫ずきん岐阜産 枝豆も並んでいました。

こちらのお店の商品チョイスは他店と違うものも見つかるから、ありがたいです。

 

北海道森町産枝豆「たまふくら」を味わいました

まずは「森町」が、どこにあるのか? と検索してみると、

函館エリアにありました。

JA新はこだて のタマフクラ生産部会の方たちが作ってくださっているのですね。

森街は渡島半島の中央に位置し、秀峰駒ヶ岳や大沼国定公園にもほど近い海・山の幸が豊富で自然に恵まれた美しい町です。

と袋の裏に町の紹介が載っていました。

たまふくら らしい丸々とした膨らみの枝豆です。

2粒豆と1粒豆が3:1くらいの割合で入っていました。

1粒豆は、まるで大きなカエルになる おたまじゃくし のようです。こんな形に見覚えあるな、と思いつつ‥‥

いつものように加熱調理。前塩+蒸し茹で+うちわ冷まし‥‥

粒が大きいからと思って、いつもの「フタをして弱火で10分前後」を12分にしました。。。 ら、ちょっと熱が入り過ぎたかなと反省。

それが、蒸し茹で中の印象が黒豆っぽかったです。泡がぶくぶくして、これって黒枝豆の加熱時にそっくりです。

食べてみると、ほっくりした食感がホント黒豆っぽい印象です。京都府産の黒枝豆「紫ずきん」と、なんとなく似ています。

そして、旨みと甘みが強い! ぽくぽくとした食感の「たまふくら」を直ぐに数サヤ口にしました。

そこから30分ほど我慢して、完全に常温まで冷まして味わうと‥‥ より旨みが引き立つ印象です。この特徴は茶豆系統の枝豆の特徴と似ているかも‥‥

初めての枝豆に向き合うとき、これまでの知識と味覚の記憶を総動員して味わっています。たまふくら・・・

 

調べてみると

たまふくら枝豆が完熟すると、大豆になり、名前はたまふくら大豆タマフクラ大豆)と呼ばれます。

ネット検索で大豆のたまふくらを調べてみると、すぐにヒットしました。築地お取り寄せ市場さんのサイトには、

ツルムスメ大豆と丹波黒豆を交配してできた新しい品種。

黄大豆の中でも最も大きい極大サイズで、食べ応えたっぷり!

丹波黒豆の濃厚なねっとりとした食感、ツルムスメ大豆の甘みやコクが

しっかりと受け継がれ・・・

と載っています。

納得です。確か仕事で使ったときは把握していたはずですが、記憶はすっかり飛んでいて・・・

それでも、枝豆の特徴を観察したら、肌色大豆に黒枝豆の特性を感じ取ることができていました。

とするとこの枝豆も、早どりしたら枝豆、完熟までおいて大豆にして出荷する品種なのでしょうか。

北海道森町で栽培されているのですね。いろいろと勉強になりました。森町の生産者さん、ありがとうございます。

 

*その他の枝豆については、豆なブログ「枝豆のこと」に書いています。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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