豆は「しあわせ」のタネである

毎日新聞 連載〈25・最終回〉とうふ屋のある町は いい町だ

とうふ屋さん巡り2年間をふり返り

毎日新聞の関西版 夕刊に月に1回、とうふ屋さん紹介を連載させていただきました。うるう年だったせいか、2月に2回載って、本日の夕刊が25回目の掲載、最終回でした。

今回は、リヤカー販売のとうふ屋さんを中心に、2年間のいろいろを書きました。

新聞にも書きましたが、書きたい店はまだまだあるけど、ここで終了です。私の原稿を2年間も、新聞に載せていただけたことをうれしく思います。毎日新聞社さん、ありがとうございました。

*とりあえずの掲載紙面を撮りました。ココからご覧いただけます ⇒ 2020-03-29 

 

入山とうふの姪っ子さん

今日もお昼間、入山とうふのマリコさんがリヤカー販売の鉦を鳴らしてやって来て、おとうふとおやつを買いました。あの音を聞くと、ダメですね。そそられます。

本日のチョイスは、こちら。

おぼろとうふ、豆乳ドーナツ、かぼちゃケイクの3品。合わせて770円でした。

とうふやお揚げを作るのは、おそらく入山さんのご主人。マリコさんは助手をしながら、とうふスイーツを作っておられる様子。とうふを使わないおやつもあります。

マリコさんのリヤカー姿は、3月23日のブログに載せました。よろしかったら、ご一読ください。

女の人が、リヤカーでとうふやお揚げ、おやつを売り歩く。最初は勇気が必要だったろうな、と思いました。マリコさんは「私が行くから、リヤカー販売を復活させよう」と、自分からおじさんに言われたそうです。

入山豆腐店のことは、毎日新聞の連載を書き始めてすぐの頃に書かせていただきました。コチラ

この2年の間に入山さんにも変化があり、私にも変化がありました。そして、変化した者どうしをつないでくれたのが、リヤカー販売のマリコさんかもしれません。

 

明日もステキなあの店へ

入山豆腐店は、おそらく私のところからいちばん近いとうふ屋さんだけど、この2年間は未知のとうふ屋さんを探し歩いて、本当に「とうふ屋さん探検」みたいな2年間でした。

連載が終わったら、取材でお世話になったお店をまたちょっとずつ回ってみたいなと思います。好きなとうふ屋さん、おいしいとうふやお揚げが、今またしみじみと浮んできます。

取材にご協力くださったお店の皆さま、ありがとうございました。

毎日新聞の夕刊を読んでくださった皆さま、ありがとうございました。

毎日新聞社の夕刊編集長さん、制作担当の方々、校閲さん、ほか関係各位にも心よりお礼を申し上げます。2年間、ありがとうございました。

 

昨今のコロナウイルス感染症の影響で、とうふ屋さんもまた客足が減り、卸が減り、たいへんになっていると聞きます。町のとうふ屋さんが存続していくためには、その近くに住んでいる方々が愛情をもってお店に足を運び、繰り返し買い続けることで守られるように思います。あなたの町のとうふ屋さんに、よかったら足を運んでみてください。

とうふ屋のある町は いい町だ。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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