豆は「しあわせ」のタネである

【御殿場】とらや羊羹「四季の富士」

行きも帰りも雲がくれ

窓側E、東京方面に行くときの新幹線はいつも、2列並びの左側席をとって座るけど、なかなか澄み渡る富士山を拝むこと叶いません。1勝4敗くらいでしょうか、見えないんだなぁ・・・

こちらは「新富士駅」あたりの富士山。電線は入るし、雲は暑いし、これじゃあね・・・ 晴れの日も、曇りの日も、なぜか富士山に近づくと雲が立ち込めていることが多いです。

そんな富士山ばかり見てるから、羊羹の富士山を欲したのだと思います。

 

とらや御殿場店へ

御殿場駅に着いたら、まず『とらや御殿場店』へ。

虎屋菓寮のメニューから、選んだのは・・・ こちら。

御殿場店の限定販売商品です。

さすが、とらやさん。四季の富士山が、一度に食べられる! と思いました。だけど、後のことを考えると、羊羹4切れは厳しいかも・・・と思って、お店のスタッフさんにお訊ねしました。

「富士山の羊羹、どれくらいの厚さなんですか?」「残ったら、持ち帰りできますか?」

「??」「あの・・・ 羊羹はこの季節の一つだけなんです」

「あ、そうなんですね💦 4切れと間違えてました🙇」

と、そんなやり取りを経て、菓寮いちばん奥の席へ。あ〜、恥ずかし〜

 

四季の富士・秋

抹茶付きの「四季の富士」は、このように出てきました。

そして、店員さんがひと言。

「先ほどのご質問の件ですが、厚みは2.4センチです。その季節のものをお出ししております」と。

2.4センチ、とらやさんの厚みがそうだとしたら、おそらくそれが、羊羹の適切な厚みの世界基準ではないかと思います。これから先、私も羊羹を切るときは「2.4センチに切ろう!」と思いました。

それを知っただけでも、とらやの羊羹セット 1,650円の価値アリです。

私は、このようにいただきました。

秋の夕暮れにたたずむ富士の山。うるわしい。

やっぱり立っててもらわないと・・・

山だけ残して・・・ ちょっとこれはダメね💦

 

と、羊羹ひと切れと戯れたひと時でした。楽しかった😊

秋の「四季の富士」をいただいてみて、冬や春の富士羊羹も食べてみたい・・・

その日、御殿場の女性からお聞きした話によると、冬と春の「四季の富士」には道明寺も使われているのだとか・・・ 羊羹に道明寺、どんな食感? どんな質感? 気になります。

御殿場店の限定羊羹、私の近くの「とらや一条店」にお願いすると、取り寄せることができるかもしれない、と・・・ 冬の訪れを待って、相談してみたいと思います。

京都以外の虎屋菓寮も、なかなか背筋が伸びました。

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コメント

    • 髙橋美恵子
    • 2023年 10月 18日

    のどかさん
    とらやの四季の富士の戯れににっこり。
    日本人は富士山が大好き。両親といったはるか昔を思い出しました。
    母がそれはそれは喜んだこと。親孝行出来ました。

      • Nodoka
      • 2023年 10月 19日

      髙橋さんは、富士山に登ったことがあるのですね! 私もいつか、登ってみたいものです。
      母に送ろうと思って、富士山の羊羹を買ってきました。
      コンパクトながら、ずっしり

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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