豆は「しあわせ」のタネである

うずら豆のあんペースト

100人いれば、100通りのあんこ。

と言われるように、あんこの味わいは多種多様にあります。

「あんこ」と聞くと、一般的にイメージするのは小豆ですね。高級な和菓子には[大納言]や[白小豆]が使われたりもします。

白餡の材料は[手亡豆]。同じような見た目で、輸入物の[グレートノーザン]や[バタービーンズ]なども使われます。

[小豆]のカサ増しに[金時豆]や輸入物のほかの豆が使われたり‥‥

うぐいす餡には[青えんどう豆]、白餡をベースに色と香りをつけた抹茶餡やストロベリー餡、コーヒー餡やレモン餡なども経験しました。

あんこと豆は密接に関係しています。

 

あずき・手亡豆以外の豆で作るあんこ

豆の消費を増やしたい、希少品種を守りたいというようなことを普段から考えています。

希少品種のほうで、市販のあんこには見かけない豆を使った餡を作ることがあります。

これまでに試したのは[とら豆]や[貝豆]など。

とら豆は、やさしいテイストのあんこができて、貝豆は少し舌触りのあるあんこができました。

そして今回、初めて試したのが[うずら豆]。

この豆は皮が厚いように感じます(手元にあったのが2021年産だったからかもしれません)。

うずら豆 > 貝豆 > パンダ豆の順に皮が薄い?

結果、ザラザラとしたワイルドな粒感のあんペーストになりました。

トーストに付けて、いただきます!

餡だけをテイスティングするよりトーストに塗るほうが、粒感はわからなくなりました。

模様入りの斑紋種(はんもんしゅ)の豆、ほかに[パンダ豆][紅しぼり][緑貝豆]などが手元にあります。

ほかの豆でも、あんペーストを作って質感を試してみよう。

斑紋種より、[大福豆]や[白金時]あたりのほうが、おいしくなるような気もいたします。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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