豆は「しあわせ」のタネである

京都市山科区のとうふ屋さんを巡る

とうふ屋のある町は いい町だ

京のとうふ屋さんめぐり、そろそろ佳境に入ってきました。山科区のとうふ屋さんを網羅したくて未踏のお店を訪ねてみることに。

今回は、2軒のお店に目星を付けて、地下鉄東西線で向かったのは御陵(みささぎ)駅。この駅、読めるけど降りるのは初めて?

1番出口から徒歩11分の「上里食品」さんを目指して歩きました。

途中に「旧東海道→」を示す看板、雰囲気あるトンネルなど、とうふ屋さん探検には持ってこいのそそられる光景が広がっています。

 

行きたかった山科区のおとうふ屋さん2軒

トンネルも抜けて、ずんずん進んで行き、この辺りと思って探すも見つからず‥‥ 「上里」さんの表札を見つけたお家の方に、声をおかけしてみると‥‥

「店は5年くらい前に廃業しました。せっかく来てくださったのに、ごめんなさい」と。おそらく、元おとうふ屋さんの娘さんでしょうか、丁寧に対応してくださいました。

そこで、もう1軒思っていたお店をお訊ねしてみると‥‥

「松田食品さんも、ご高齢でお店はもう廃業されています」とのこと。とほほ、本日行きたかった2軒ともが廃業されていました。。。

全豆連でお聞きした話では、日本のおとうふ屋さんが年間500軒廃業され、新たに100軒が開業されて、プラスマイナス400軒が減少しているとのこと。山科区のおとうふ屋さん、残念‥‥

 

せっかく来たのだから‥‥

山科区のおとうふ屋さん、どこかに寄って帰ろうと急遽検索し、元. 上里商店さんの辺りから歩けそうなとうふ屋さんへ寄せていただくことに‥‥

同じく山科区西野の木村豆腐店さんを目指しました。

てくてく、てくてく、大きい道路も越えて、てくてく、てくてく歩きました。おおよそ15分、20分。角を左折して、八百屋さんのお向かいに、とうふ屋さん発見!

看板はありません。青いテントに水槽、保冷のショーケース。

覗いてみると、おとうふが水槽に7〜8丁、涼しい顔して泳いでいます。ショーケースには、上段に納豆、中断にお揚げの大・小と、イナリあげ、下の段にはうどんが入っています。こんにゃくもあったかな?

地域密着型のおとうふ屋さん。八百屋さんの扱わないものを売るお店。

「こんにちは〜、すみませ〜ん、お願いします〜」と声をかけると、中からピシッとした出で立ちの奥さんが出て来てくださいました。

何か話そう、何か聞いてみようと思いながらでた言葉は「お休みは、いつですか?」

「日曜日と、時々祝日に休むことがあります」と。

大鳥井町のとうふ屋さん。青いテントのとうふ屋さん。私も近所の住人のフリをして、おとうふ1丁とお揚げの小を買いました。

本日の歩数 13,155歩。よく歩きました。あー、足がいて〜

 

 

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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